男性が車で女性をはねる、1年後に2人は結婚=中国ネット「理解できない」

Record China    2025年2月21日(金) 0時0分

拡大

中国・湖南省益陽市で交通事故の加害者と被害者が結婚するという出来事があった。

(1 / 2 枚)

中国・湖南省益陽市で交通事故の加害者と被害者が結婚するという出来事があった。中国メディアの瀟湘晨報が17日に伝えた。

その他の写真

30代半ばの男性・李さんは2023年12月8日、自動車を運転していた際に急ぐあまりスピードを出し過ぎ、交差点で電動バイクに乗っていた女性をはね飛ばした。李さんは「ドンッという音がして、何が起こったのか分かりませんでした。ブレーキを踏んだ時にはすでに100メートルほど進んでいて、そこでようやく停車して、頭が真っ白になりました。パニックになり、救急車や警察に電話することもできず、周囲の人が通報してくれました」と振り返った。

李さんが女性のもとに駆け寄り「申し訳ありません」と謝罪すると、女性はすぐに「大丈夫です」と返事をした。李さんは「その瞬間、この子はきっと誠実で優しい人なんだと感じました。この子なら、事故のことで私を責めたり、お金を要求したりしないだろうと思いました」と語った。

女性は鎖骨を骨折して入院した。李さんは警察と共に病院へ向かう前に、お見舞いの品として果物や牛乳を購入していった。女性の両親も李さんを強く責めたてることはなく、「娘をちゃんと治療してくれればそれでいい。(慰謝料などの)お金は要らない」と言ったそうで、李さんはこの態度にも感動したという。


記事によると、李さんの両親は李さんの運転を心配していた。それまでの2カ月間で5回も事故を起こしていたのがその理由だという。李さんは親に心配をかけまいと運転を控え、女性の見舞いのため病院通いをするようになったとのこと。

李さんは毎日病院に行き、女性の朝食を持参したり、身の回りの世話をしたりして、夜遅くまで付き添った。「朝早く起きても特にやることがなく暇だったので、病院へ行って彼女に朝食を届けたり、必要なものを買ってあげたりしていました。自然と会話をするようになり、お互いのことを話すようになったんです」と李さん。会話を重ねるうちに、女性が2002年生まれで地元のタピオカミルクティーの店で働いていることを知った。

李さんの献身的な介助に好感を覚えたのか、同年12月28日に女性の方から李さんに告白。「私はあなたが好きです。手術前、不安だと伝えた時、あなたは『楽しいことを考えて』と言いました。私の楽しいことは、あなたが遊びに連れて行ってくれること…。たった数日しか話していないのに、私はあなたを好きになってしまいました」とのメッセージを送信した。しかし、李さんはすぐに返信しなかったという。

「恋愛なんて全く考えていなかったし、何より年齢差が大きすぎる。たとえ私が受け入れても、彼女の両親が許さないだろう」。しかし女性は「自分の人生は自分で決める。好きな人には素直に気持ちを伝えたい。たとえ可能性がなくても、言わなければ後悔する」と思い、あきらめなかった。

最初は女性を避けがちだった李さんも、徐々に女性の想いに向き合うように。そして、女性の提案で一緒に映画を観に行ったことをきっかけに2人は正式に交際をスタートさせた。24年9月、女性の妊娠が判明したことで、李さんは結婚を決意。25年2月6日に李さんの故郷で結婚式を挙げたという。

李さんは「彼女が勇気を持って告白してくれたことに感謝しています。彼女はとても家庭的で、朝は顔を洗う水を用意し、歯磨き粉をつけた歯ブラシを渡してくれる。時には足を洗ってくれたり、爪を切ってくれたりすることもある。本当に気遣いがすごくて、感動しています」と語った。

結婚時には19万元弱(約400万円)の結納金を用意したが、女性は手を付けずに全額李さんに返金した。李さんは「彼女と出会う前は、2カ月で5回も事故を起こしたのに、彼女と付き合ってからは、こする事故すら一度も起こしていないんです」と笑顔で語ったという。

これに中国のネットユーザーからは「おめでとう」「縁は切ろうと思っても切れるものではない」「(女性を)大事にしてあげな」「この世にはやっぱり良い人が多いんだね」などと好意的なコメントがある一方で、「尊重はするけど理解はできない」「2カ月で5回も事故って、問題ありありだろう」「結婚前に妊娠って道徳的にどうなの?」など否定的なコメントも寄せられている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

この記事のコメントを見る

noteに華流エンタメ情報を配信中!今回はワン・ホーディー特集!その魅力に迫ります。詳しくはこちら

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携