中国ラオス鉄道による国境を越えた観光が引き続き人気―中国メディア

人民網日本語版    2025年2月18日(火) 16時30分

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中国ラオス鉄道による国境を越えた観光が引き続き人気だという。写真はシーサンパンナ。

雲南省の昆明南駅からラオスのビエンチャン駅に向かう列車「D87号」で、マレーシアから来た中国系の観光客の湯雪霜さんは、「中国ラオス鉄道は本当に速いし、すごく便利」と感嘆の声を上げ、「中国に旅行に来たのは今回が2回目。1回目に飛行機で来た時に比べて、鉄道だと沿線の風景をもっとよく眺めることができるし、よりよい体験ができる」と話した。

ガイドの玉約さんによると、湯さんが参加したツアーの一行43人は雲南省のシーサンパンナを訪れるため、ラオス、タイ、マレーシアから来ており、平均年齢は60歳近い。そのうちマレーシアからの観光客はクルーズ船でタイに行き、バスに乗り換えてラオス・ルアンパバーンに移動し、さらに中国ラオス鉄道に乗り換えて中国に来たという。

玉さんは「雲南省国際旅行社シーサンパンナ支社」所属のガイドで、シーサンパンナに在住し、ラオス語、タイ語、マレーシア語に精通していることから、ツアー客の人気者になっている。「中国ラオス鉄道が私たちの観光産業に新たなチャンスをもたらした。ここ3カ月近くは、あまり休みが取れない状態で、今月だけで海外からの五つの団体ツアーを担当した」と話す。

中国ラオス鉄道の速さと便利さにより、24年冬以来、中国の寒冷地域の高齢者が次々にシーサンパンナを訪れてウェルネスライフのために滞在するようになったほか、雲南はASEAN諸国からの観光客、とりわけ高齢者にも人気があり、中国ラオス鉄道にはたびたび「シルバー族」冬の国境を越えた観光ブームの波が押し寄せるようになった。

今年に入り、ASEAN諸国でのシーサンパンナ旅行の予約件数は前年同期の2.5倍以上増となった。ASEAN諸国の中でも、タイとマレーシアは今年、シーサンパンナを訪れる観光客の送り出し国トップ10に入っている。

中国ラオス鉄道の便利さと中国の査証(ビザ)免除措置により、同鉄道が持つ推進の役割がこれからさらに顕在化する。今年1月だけで、同鉄道により中国を出入国した人は同63%増の延べ2万9964人に達した。同時に、同鉄道経由で輸送された輸出入品は同7%増の47万8000トン、輸出入額は同2%増の13億3000万元(約279億3000万円)になった。(提供/人民網日本語版・編集/KS)

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