中国の科学者、新たな水素製造技術を開発

人民網日本語版    2025年2月18日(火) 17時30分

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中国の科学者が新たな水素製造技術を開発した。

水素エネルギーは重要なクリーンエネルギーとして、現在世界的に開発と利用が加速している重点エネルギーの一つだ。北京大学の馬丁(マー・ディン)教授のチームと協力者はゼロカーボン水素製造の分野で画期的なブレークスルーを達成し、それぞれ2月13日と14日付で「ネイチャー」「サイエンス」で研究成果を発表した。人民日報が伝えた。

この二つの研究成果はいずれも、水素製造反応の最適化を目的としているが、重点と実現方法は大きく異なる。「ネイチャー」に掲載された成果は、触媒科学における安定性の課題を克服し、革新的に希土類元素を導入し触媒を改良し、新しく汎用的な高活性水素製造触媒安定化ソリューションを開発した。一方、「サイエンス」に掲載された成果は、エタノールと水分子の改質によるゼロカーボンの水素製造に焦点を当て、ゼロカーボンの産業用水素製造に向けた科学的基盤を築いた。

現在、世界の水素の約96%が依然として化石燃料由来で、水素1トンの製造で通常9~12トンの二酸化炭素(CO2)が排出される。これは世界の「ダブル炭素」(CO2排出量ピークアウト・カーボンニュートラル)の戦略目標と矛盾している。今回開発に成功した新たな水素製造方法は、新たな触媒により根本からCO2排出を解消する見込みだ。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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