「長相思」で溺愛系見守り男子を好演、ドン・ウェイにインタビュー「しばらく役が抜けなかった」

anomado    2025年2月20日(木) 12時30分

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「長相思」でヒロインを愛し続ける溺愛系見守り男子を好演したドン・ウェイのインタビューが到着した。(c)Tencent Technology(Beijing)Co.,Ltd

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「これから先の恋」のヤン・ズー(楊紫)、「風起花抄(ふうきかしょう)~宮廷に咲く琉璃色の恋~」のジャン・ワンイー(張晩意)、「千紫万華(せんしばんか)~重紫(ちょうし)に捧ぐ不滅の愛~」のドン・ウェイ(鄧為)、「猟罪図鑑~見えない肖像画~」のタン・ジェンツー檀健次)、「黒豊(こくほう)と白夕(はくせき)~天下を守る恋人たち~」のワン・ホンイー(王弘毅)という最旬スターが豪華共演した中国の大ヒット時代劇長相思」がU-NEXTで独占先行配信されており、DVD-SET1~2&レンタルDVD Vol.1~16が好評リリース中だ。

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「長相思」は「宮廷女官 若曦(ジャクギ)」などで知られる桐華(トン・ホァ)の同名小説が原作で、桐華自身が脚本を手掛け、ドラマ化された。2023年夏にシーズン1が配信されムーブメントを巻き起こし、2024年夏のシーズン2配信直前には視聴予約数が900万を突破した。総再生回数40億回超えを記録、各種ランキングの上位を独占し、全62話の超大作が見事に完結した。

ヤン・ズーは前半では過酷な運命により男性医師として生きる異色の女性を、後半では本来の姿を取り戻したりんとした姫君を披露し、唯一無二のヒロイン像で魅了した。相手役を務めたのは、異なるカリスマ性を持ち合わせ、話題を集めた4人のイケメン俳優。ジャン・ワンイー、ドン・ウェイ、タン・ジェンツー、ワン・ホンイーがそれぞれの立場でヒロインを愛する姿はまさに「長相思」版F4。視聴者による推し選びが過熱し、SNSのフォロワー数が激増するなどスター俳優の仲間入りを果たした。

本作の配信とDVDリリースを記念して、葉十七(ようじゅうしち)と塗山璟(とざんけい)を演じたドン・ウェイのインタビューが到着した。現在、中国で配信中の主演ドラマ「仙台有樹(原題)」が話題沸騰中だが、ブレークのきっかけとなった「長相思」ではヒロインを愛し続ける溺愛系見守り男子を好演した。インタビューでは役作りや共演したヤン・ズー、お薦めのロマンチックなシーンなどを明かした。


■塗山璟と葉十七はどんな役柄ですか?

青丘の塗山璟は九尾狐で商才のある大富豪です。一方、小夭(しょうよう)と添い遂げたいと願う葉十七は気楽な人物で、立場や責任もなく小夭だけを思っていられます。塗山璟は一族のことも考えなければならず、責任や義務に縛られているので、ままならないですね。

■ヤン・ズーさんが扮した男性医師・小六(しょうりく)はどういう存在ですか?

小六は塗山璟の人生観と恋愛観を変えました。そして、傷つき、世界を失って悲しみに閉じこもる葉十七の心を開いた重要な人物です。


■姫君である小夭と塗山璟との関係性は?

2人が清水鎮で暮らしていた頃はお互いがすべてでした。ただ、葉十七は穏やかですが、実はワンマンなんです。何というか、意外にしたたかで小夭を決して諦めません。小夭に出会えて塗山璟は幸せです。小夭とは心が通じ合うし、価値観も似ています。これは重要な点です。

■塗山璟を演じた感想は?

長く塗山璟を演じる中で、小夭に対する塗山璟の愛を切々と感じました。塗山璟が裏切られたり、陥れられた時の悲しみもです。周りに対する姿勢に魅力を感じます。傷つけられても報復を考えることなく、傷つけた人を許し、恨みを忘れることを選ぶ、その強さに感動しました。しなやかな強さであり、偉大な優しさです。心が強いんです。

■塗山璟と葉十七はそれぞれ別の立場ですが、演じる上で感じたことは?

葉十七はやるべきこともなく何の責任もありません。小夭だけが彼の世界です。でも塗山璟にはしがらみがあります。後半の展開は演じていても胸が痛んで「世界よ、彼に優しくあれ」と思いました。でもことさらに2人を演じ分けてはいません。1人の男の人生の二つの時期にすぎないからです。だから葉十七を演じる時は顔や体の表情もリラックスして自由になります。塗山璟を演じる時は毎回撮影前にその前、もっと前の場面まで復習するようにしました。塗山璟はその時々で状況や精神状態が異なるからです。経験を時系列につなげることで心の流れも分かります。その場の感情を正確につかむことで、役に入って深く演じることができます。

■塗山璟と葉十七はどちらが難しかったですか?

塗山璟ですね。彼には問題が山積みですから。一族の問題も、小夭との間の問題もあって、精神的負担も大きい。動揺し、怒りも湧いてきますが、感情を抑えなければならない。僕自身の感情を制御するのが難しいんです。塗山璟に代わって行動したい心情になります。でも塗山璟は気遣いが繊細で、人を思いやり、自分の言動で傷つけまいとする男なんです。

■ご自身と塗山璟の間で葛藤がありましたか?

ありましたね。よく夜中に、塗山璟の状況を思って悲しくなりました。半年近く演じると役が抜けなくなるんです。撮影中は私的な時間にも塗山璟の思考で物事を考えていました。

■お薦めのロマンチックなシーンを教えてください

清水鎮の日々もですし、龍骨獄に草凹嶺木樨園での愛の言葉など、名場面は多いです。清水鎮でのお姫様だっこは2人の恋愛を予感させるものです。小夭が頬を赤らめ、十七は彼女の恥じらいを知る。龍骨獄での小夭からの口づけに、木樨園でひそかに秋波を送り合う2人、琴の稽古の名目でのデート…。本当にたくさんありますよ。


■ヤン・ズーさんと初共演した感想は?

最初は緊張しました。ベテランと共演できるなんて夢のようでしたから。自分の未熟さが心配でした。でも一緒に演じてみると、垣根のない人だと分かりました。積極的に話しかけてくれて、雰囲気作りもうまいんです。俳優としての常識や撮影現場での知識を惜しみなく教えてくれ、大いに助けてもらいました。

■ヤン・ズーさんと小夭に共通点はありますか?

小夭そのものですよ。彼女の演技は心で演じています。それが僕の演技の大きな助けとなって、塗山璟の役に入っていくことができました。

■現場での盛り上げ役は誰でしたか?

間違いなくヤン・ズーさんです。特に何かをするわけじゃないのですが、彼女がいるだけで場が楽しくなるんです。

■撮影を終えてすぐに役から抜けられましたか?

僕の撮影が終わったその日には全く実感がなかったし、しばらくは終わった気がしませんでした。ただ胸に大きな穴が開いたようで、何かは分からないけど大事な物を無くした気分でした。寂しくなったのは数日後で、もう塗山璟とはお別れなんだと感じました。

■今でも感情があふれてくることがありますか?

抑えきれませんね。役の人生を経験することは素晴らしい体験だと思います。だから俳優の仕事に魅力を感じるんです。他人の人生を味わえるのは俳優だけですから。

■近年ご自身への感心が高まったことで、今までにないプレッシャーを感じますか?

プレッシャーは感じていません。世間の反応はあまり意識しないんです。ただどの仕事も全力を尽くすだけです。与えられた役に集中したいと思っています。僕のスタッフの方が大変かもしれませんね。批判的な意見は僕が自分で見なくてもスタッフが教えてくれるんです。僕は克服すべく努力するだけです(笑)。

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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