「出国」して登校し、下校して「帰国」する雲南省の小学校に通う留学生―中国

人民網日本語版    2025年2月19日(水) 20時30分

拡大

雲南省徳宏タイ族・チンポー族自治州瑞麗市には、「出国」して登校し、下校して「帰国」する特別な「留学生」がいる。

(1 / 2 枚)

雲南省徳宏タイ族・チンポー族自治州瑞麗市には、「出国」して登校し、下校して「帰国」する特別な「留学生」がいる。それは、同市の銀井小学校にミャンマーから通っている「最も小さな留学生」と呼ばれる小学生だ。これらの子供の登下校の様子は中国とミャンマーの国境付近で見られる微笑ましい光景となっている。人民網が伝えた。

その他の写真

瑞麗市にある中国とミャンマーの71号国境標識の一方である中国側には、タイ族の言葉で「幸せが埋め込まれた場所」という意味が込められている「銀井」が、もう一方のミャンマー側には「ヨシが群生する場所」という意味の「芒秀」と呼ばれる村がある。そしてその国境線は銀井村の中を蛇行するように設けられているため、「一つの集落に二つの国がある」という非常に珍しい場所となっている。

1980年代は子供をミャンマーの学校に通わせる中国人が多かったものの、90年代、特に21世紀に入り、中国の教育水準が高まり続けるようになってからは、子供を中国の幼稚園や小学校、中学校(中高一貫校)に通わせるミャンマー人がますます増えている。

ミャンマーの留学生がスムーズに入国して登校できるように、瑞麗市出入境・国境検査所・銀井検査所は優先的に入国手続きを行う「優先出入国検査カード」を無料で発行しているほか、それを取得できる専用窓口も開設している。ミャンマーの留学生は、そのカードを携帯していれば、警察官が見守る中、国境を越えて、スムーズに登校にすることができる。

71号国境標識が見守る中、中国とミャンマーの村民は密接に交流したり、売買したり、結婚したりしており、「同じ言葉を話し、同じ道を歩き、同じ井戸の水を飲む」という友好的なムードを漂わせている。近年、銀井検査所は入国手続きを継続的に最適化し、ミャンマーの留学生が円滑に入国して登校できるようにしており、中国の子供と同じように、義務教育を受け、同じ青空の下で同じ授業を受けることができるようになっている。落ち着いた雰囲気を漂わせる学校は中国とミャンマーの子供が仲良く一緒に学び、友情を築く場となっているほか、両国の友好交流の生き生きとした一コマとなっている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

※本記事はニュース提供社の記事であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。すべてのコンテンツの著作権は、ニュース提供社に帰属します。

この記事のコメントを見る

noteに華流エンタメ情報を配信中!今回はワン・ホーディー特集!その魅力に迫ります。詳しくはこちら

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携