Record China 2025年2月22日(土) 10時0分
拡大
中国のアニメ映画「哪吒之魔童閙海(哪吒2)」が記録的な興行成績を収めている。ベルギーを拠点とする旅行メディアのトラベル・トゥモローは19日、「哪吒2が中国の旅行ブームに点火」とする記事を掲載した。
(1 / 4 枚)
中国のアニメ映画「哪吒之魔童閙海(哪吒2)」が記録的な興行成績を収めている。中国メディアの環球時報によると、ベルギーを拠点とする世界的な旅行メディアのトラベル・トゥモローは19日、「哪吒2が中国の旅行ブームに点火」とする記事を掲載した。
【その他の写真】
「哪吒2」は、2019年に大ヒットを記録した「哪吒之魔童降世(邦題:ナタ~魔童降臨~)」の5年半ぶりとなる続編で、「西遊記」や「封神演義」などの神怪小説に登場する子ども姿の神「哪吒(ナタ)」を主人公にしたCGファンタジー大作。
中国で春節(旧正月)に合わせて1月29日に劇場公開されて以来、驚異的な勢いで興行収入を伸ばしてきた。海外でも2月13日にオセアニア、14日に北米で公開され、日本でも公開予定という。
中国メディアによると、前売りや海外販売を含む総興収は18日に123億2000万元(約2587億2000万円)を突破。「インサイド・ヘッド2」を上回り、アニメ作品として世界歴代トップになるとともにアニメ以外の作品を含む世界興収でも8位に浮上した。
トラベル・トゥモローの記事によると、中国では「哪吒2」のおかげで観光客が急増した。この映画は、神話の物語にまつわる目的地や名所を訪れるきっかけとなり、中国文化に対する新たな視点を提供した。
同映画が公開されると、中国南西部、四川省宜賓市の翠屏山景区などのロケ地に熱狂的なファンが押し寄せ、訪問者数は過去最多を記録した。同景区の関係者によると、春節連休中は、1日当たり訪問者数が4000人に達し、最も多い日は約8000人に上った。2月前半だけで5万人超が同景区の哪吒行宮を訪れたが、これは昨年同時期の約3倍だ。
2月第1週には四川省江油市など他のロケ地でも観光客が大幅に増加した。中国の旅行プラットフォームによると、宜賓市と江油市のオンライン検索数が急増しており、これらの目的地への関心の高まりがうかがえる。
河南省南陽市西峡県の文化・旅行発展サービスセンターの関係者によると、同映画の公開以来、哪吒祖廟と陳塘関の史跡は観光客が急増した。現地のホテル予約数は公開前と比べて倍増し、県全体では訪問者数が18%増、観光収入が13.2%それぞれ増加した。県は7つの主要な景区と協力し、景区への入場とアクティビティ体験が無料になる特典付きの「哪吒2」の映画チケットを提供している。
四川省成都市の交子大道にある哪吒像も人気の写真撮影スポットとなっていて、記事は「映画の人気を利用して観光の成長を促進することは比較的新しい傾向だが、非常に効果的であることが証明されている」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)
Record China
2025/2/20
Record China
2025/2/20
Record Korea
2025/2/20
Record China
2025/2/19
Record China
2025/2/19
Record Korea
2025/2/19
ピックアップ
この記事のコメントを見る