職場や日常生活でAIエージェントを「相棒」にする人が増加―中国

人民網日本語版    2025年2月21日(金) 6時30分

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中国で職場や日常生活でAIエージェントを「相棒」にする人が増加している。

教師の代わりにテストの採点などをするAI教師アシスタントや24時間オンラインで商品をPRするAIライブ配信パーソナリティー、診療サポートや報告の解析、薬の服用を促す機能などを備えたAI医師といった「AIエージェント」が注目を集めている。

AIエージェントとは自律的に行動し、環境を感知し、意思決定を行えるほか、環境と対話できるスマートアプリ、または実体を指す。中国工程院の鄔賀銓(ウー・ホーチュワン)院士は、「2025年はAIエージェント元年となるだろう」と予測している。

AIエージェントの応用シーンは日に日に多様化しており、職場から日常生活のあらゆるシーンに至るまで、AIエージェントを「相棒」にする人が増えている。

AIエージェントはコマンドを理解し、計画、推論するほか、他のツールを使って、タスクを実行することもできる。AIエージェントは、プログラムであることもあれば、自動運転車やエンボディドAIロボットなどのような物理的実体と組み合わせた「エンボディドAI」であることもある。

大規模AIモデルと比べると、AIエージェントは、より複雑なタスクを実行することができる。業界関係者はAIエージェントをより一層ヒトのようなスマートシステムだとしている。例えば、ユーザーが「コーヒーを買ってほしい」というコマンドを出すと、大規模AIモデルは「私がコーヒーを買うことはできません」と答えて、購入する方法などを提案してくれる。一方、AIエージェントなら、まずコーヒーを買うステップを分析し、ステップの順番に基づいて、デリバリーアプリを操作して、注文し、決済アプリを使って決済を済ませる。

AIエージェントはすでにカスタマーサービスやプログラミング、文化・娯楽、コンテンツ作成、知識獲得、工業・製造といった分野で応用されており、いろんなシーンで活用されている。例えば、日常生活を見ると、AI教師アシスタントやAI医療アシスタントなど、職場関連のシーンを見ると、AI事務アシスタントやデータ分析など、そしてエンドデバイスの応用シーンを見ると、AIスマホや人型ロボットなどが登場している。

螞蟻集団(アントグループ)の何征宇(ホー・ジョンユー)最高技術責任者(CTO)は、「今後、さらにスマートになったAIが自律的に試行して会話することができるほか、手や足を使って作業ができるようになるだろう」と語る。

業界関係者は、「企業は今後、従業員を教育・トレーニングするかのように、AIエージェントを作成し、それらのAIエージェントが道具を使って、さまざまなアプリやプラットフォームの関数や機能を活用し、タスク実行をサポートしたり、自律的にタスクを実行したりできるようになるだろう」との見方を示した。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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