人民網日本語版 2025年2月21日(金) 20時30分
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甘酒に似た中国の伝統的発酵食品「醪糟」の多くは四川省達州市大竹県月華鎮で作られている。
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白くてつややかな米粒が、温かくておいしい汁の中に沈んでいて、箸でかき混ぜると、ほのかなアルコールの香りが広がる。これは甘酒に似た中国の伝統的発酵食品「醪糟(ラオザオ)」のことで、その多くは小さな町――四川省達州市大竹県月華鎮で作られている。
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月華鎮では1995年に初めて醪糟の自動化生産ラインが立ち上げられ、大規模な工業生産が従来の手作り工房に取って代わり、「東柳醪糟」ブランドが徐々に頭角を現していった。
同鎮の醪糟生産ラインは2011年に再び高度化され、瓶入り醪糟が登場した。それと同時に、高温殺菌技術と真空包装技術により、中国初の瓶内発酵で原料の風味をそのまま活かした醪糟の生産工法を確立し、商品の消費期限を従来の約15日間から1年間に延ばした。こうして「東柳醪糟」ブランドの世界への扉が大きく開かれることになった。
大まかな統計データによると、世界の10本の瓶入り醪糟のうち、4本は月華県で作られている。今ではカナダ、英国、米国など30を超える国・地域で、この中国風味の醪糟の香りが漂うようになった。醪糟産業から米酒、飲料、もち米粉など10数種類の製品も生まれ、同県では年間生産高が70億元(約1400億円)に上る「甘い産業」が形成されている。(提供/人民網日本語版・編集/KS)
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