Record China 2025年2月25日(火) 6時0分
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23日、シンガポールメディア・聯合早報は浙江省杭州市で台頭した科学技術企業「六小龍」について紹介する記事を掲載した。写真は杭州。
2025年2月23日、シンガポールメディア・聯合早報は浙江省杭州市で台頭した科学技術企業「六小龍」について紹介する記事を掲載した。
記事は、杭州市がここ数年急速なテクノロジーの成長により地域経済に新たな活力をもたらしており、特に注目されているのが「六小龍」と呼ばれる六つの企業だと紹介。これらの企業は革新的な技術を持ち、杭州をテクノロジーの中心地と位置づける重要な存在となっており、最近開催された展示会で大きな注目を集めたと伝えた。
そして、「六小龍」がAI企業のDeepSeek、ゲーム企業の遊戯科学、ブレインマシンインターフェース(BMI)企業の強脳科技、空間設計ソフト企業の群核科技、ロボット企業の宇樹科技と雲深処科技からなり、それぞれの分野で革新を起こし、杭州の経済を活性化させていると紹介した。
その上で、かつては電子商取引が盛んだった同市が今やテクノロジー企業が集積する都市へと変貌を遂げたと指摘。ロボットやAI関連の企業が増加し、さまざまな産業分野で技術革新が進むことにより、都市の経済が活性化し、新たなビジネスチャンスが生まれていると伝えた。成功の要因について記事は、質の高い人材や強固な産業基盤、そして政府からの支援が挙げられるとした。
その中でもテクノロジー企業の成長を促進する政策について言及し、市政府が新興企業に対して手厚い支援を行っていると紹介。特にスタートアップ企業へのリソースやアドバイスの提供、行政手続きの簡素化、財政支援を盛り込んだ「保母式サービス」と呼ばれるサポートにより、企業が経営や技術の改善に専念できる環境が整えられており、企業の成長や地域経済が活性化していると伝えた。
また、同市は優秀な人材を引きつけるためのさまざまな施策を展開しており、特に大学卒業生への補助金支給は若者の移住を促進し、地域の活力を保つ要因になると同時に、企業が必要な人材を確保することで、成長を加速させているとした。
記事は、同市が生み出した「六小龍」の今後の成功は市場の動向や競争環境に左右されるものの、同市は今後もテクノロジーの発展をけん引し、他地域にも影響を与え続けるだろうと予測。「杭州モデル」が他地域で適用可能かが注目されていると伝えた。(編集・翻訳/川尻)
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