中国の習近平国家主席は24日午後、招きに応じてロシアのプーチン大統領と電話会談を行いました。

習主席は、「中ロ両国の発展戦略と外交政策は長期的視野に立脚している。国際情勢がいかに変化しようとも、中ロ関係は着実に前進し、相互の発展を促進するとともに、国際関係に安定性と建設的エネルギーをもたらす」と指摘しました。

プーチン大統領は、「現在の情勢下で、ロシアと中国が緊密な意思疎通を保つことは両国の新時代における全面的な戦略的協力パートナーシップの精神に合致し、国際問題においてロシアと中国が安定的な役割を果たすという積極的なシグナルを世界に示す意義がある」と表明しました。

プーチン大統領は米国との接触の状況やウクライナ危機に関する原則的立場を説明した上で、「ロシアは紛争の根本原因の解消と持続可能な和平案の実現に取り組んでいる」と表明しました。

習主席は、「ウクライナ危機が全面的に激化した当初から、私は『四つの提案』などの基本方針を提唱してきた。また、中国は2024年9月にブラジルと共に、グローバルサウンス諸国の一部と『平和の友』グループを発足させ、危機の政治的解決に向けた環境整備に尽力している。ロシアおよび関係各方面が危機の解消に向けて積極的に取り組んでいることを歓迎する」という立場を改めて示しました。（提供/CRI）