中国・上海市の地下鉄11号線の車内で女性客が横たわる女性の姿が目撃され、物議を醸した。中国メディアの看看新聞が25日付で伝えた。

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騒動があったのは24日午前7時半ごろ。乗客の女性が車内の床に横になった。心配した他の客らが女性の体を軽くたたき声を掛けたが、反応せず。そのまま10駅ほど進んだところで、連絡を受けた駅係員が乗客らの協力を得て女性を車内から運び出し、待合所のベンチに寝かせた。女性はそれでも目を覚まさなかったという。

駅員によると、女性は目を閉じていてほとんど言葉を発さず。「助けが必要ですか？」「体調が悪いのですか？」と聞くと、うなずいたり、頭を横に振ったりして反応した。しばらくして女性が目を開けたため、改めて「救急車を呼びましょうか？」と尋ねると、「結構です」と返事をしたという。

女性は横になっていた理由を「本当に眠すぎて寝たかったから」と語り、しばらくしてやってきた後続の列車に乗って去っていった。地下鉄当局は「ラッシュ時は車内が混雑しているため、床に横になっていると事故が起こりやすい。助けが必要な場合は乗務員に連絡してほしい」と呼び掛けている。

中国のネットユーザーからは「かわいそう」「担ぎ上げて降ろされても目を覚まさなかったって、どれだけ疲れてたんだ？」「これは過労による失神。普通の疲労のレベルじゃない」「低血糖だったのかもしれない」「働く世代のストレスを分かってほしい」「社畜の日常」「周りはいい人たちばかりだね」「だから高齢者も何かにつけて席を譲れと要求せず理解してほしい。若者でもしばらく疲れを取るために座る必要があるということを」「どんなに眠くても床に横にならない方がいい。体面的に良くないし、事故になる」といった声が寄せられている。（翻訳・編集/北田）