中国外交部の林剣報道官は25日、カナダが中国の企業に対する制裁を発表したことに対し、カナダ側の行為は全く理にかなっておらず、極めて誤ったものだと述べ、中国はこれに断固として反対し、既にカナダに対して厳正な申し入れを行ったと表明しました。

カナダは24日、声明を発表し、ロシアに軍民両用品を提供した76の外国の法人および個人に対して制裁を実施すると宣言しました。これには20を超える中国の法人も含まれています。

林剣報道官はこれに対し、「中国は国際法に基づかず、国連安全保障理事会の承認を得ていない一方的な制裁には一貫して反対している。中国はウクライナ問題について常に客観的かつ公正な立場を堅持し、危機の政治的解決を促進することに尽力しており、紛争当事者に殺傷兵器を提供したことはなく、軍民両用物資の輸出を厳格に管理している。無人機の輸出管理の範囲と措置は世界で最も厳しいレベルにある。中国は他国と同様に、ロシアと平等互恵の基礎に基づいて通常の経済貿易協力を行っており、それは合理的なものであって、非難されるいわれはない」と述べました。

林剣報道官はさらに、「中国はカナダ側に誤った決定を直ちに撤回するよう促す。われわれは必要な措置を講じ、中国企業の合法的な権益を断固として守る」と語りました。（提供/CRI）