中国の名門・復旦大学の博士研究員が台湾の修士論文を盗用し主要誌で発表―香港メディア

Record China    2025年2月27日(木) 7時0分

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25日、香港メディア・香港01は、中国上海市の名門・復旦大学の博士研究員が台湾の修士論文を盗用して主要学術誌に投稿していたことが発覚したと報じた。写真は復旦大学。

2025年2月25日、香港メディア・香港01は、中国上海市の名門・復旦大学の博士研究員(ポスドク)が台湾の修士論文を盗用して主要学術誌に投稿していたことが発覚したと報じた。

記事は、台湾の複数の学者が先日「復旦大学の博士研究員が、台湾の学者による修士論文の内容をほぼ全て盗用して中国本土の主要学術誌に投稿していた」とする共同声明を発表したと紹介。声明によると、台湾の国立政治大学中国文学専攻博士候補者である葉霑于(イエ・ジャンユー)氏が昨年12月より、自身を含む台湾の学生による修士論文計4本が、復旦大学新聞学院のポスドク研究員で武漢軽工業大学副教授の王燦(ワン・ツァン)氏によって「一字漏らさず、脚注や図さえも全て」盗用され、「C刊」と呼ばれる中国本土の各主要学術誌に発表されているのが見つかったと伝えた。

また、声明では盗用論文が発表された「戯曲研究」「中国出版史研究」「文学評論」の編集部の対応について「すでに盗用論文であることを確認した上で論文の発表の撤回に応じるとともに、その旨を知らせる声明も発表する予定になっている」と説明されたことを紹介している。

記事によると、復旦大学新聞学院は25日、この件について事実であることを認めた上で、大学の「学術不正行為」に該当すること、悪質な行為であることから今年1月に王氏を博士研究員から除名したことを明らかにしたという。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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