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26日、環球時報は、「この10年で中国の電子ゲームはどうやって巨頭に上り詰めたのか」と題したフランスメディアの報道を紹介する記事を掲載した。
2025年2月26日、環球時報は、「この10年で中国の電子ゲームはどうやって巨頭に上り詰めたのか」と題したフランスメディアの報道を紹介する記事を掲載した。
記事は、フランスの電子ゲームメディアが23日に発表した文章を紹介。記事によると、文章は中国製ゲームの「黒神話:悟空」が販売開始から2か月もたたないうちに10億ドル(約1500億円)の収入を達成し、中国が米国や、日本、欧州に比肩する画像、ストーリー、ゲーム性を備えた「3Aゲーム」(大型ゲーム)を制作する能力を証明したと伝えた。
そして、約6億7000万人のゲームユーザーを抱える中国では11年から24年までにゲーム消費が390億ドル(約5兆8000億円)増加し、今や世界のゲーム市場全体の約22%を占めるに至ったと指摘。中国のゲーム収入に占める国産ゲームの割合が11年の60%から昨年には80%にまで増加したことを挙げて「中国のゲームメーカーは、自国のプレイヤーをターゲットにするだけで十分な収入を得られることを理解している。中国の3Aゲームは、自国内での売り上げだけで、西洋や日本の大手ゲームの世界的な売り上げに匹敵するレベルに達しているのだ」と評し、「黒神話:悟空」の売り上げの少なくとも75%が中国市場からのものであると指摘した。
その上で、中国のゲーム開発者にとって、主に中国のユーザーを対象としたゲーム制作が最優先事項となる中で、中国産ゲームを消費する海外プレイヤーも増えていると紹介。中国産ゲームである「原神」がこれまでに獲得した90億ドル(約1兆3400億円)超の世界収益のうち44%が中国以外からのものだとしたほか、中国ゲームの海外収入の割合が13年の0.5%から現在は13%と、驚異的なペースで増加していることを伝えた。
文章は、中国のゲーム市場が非西洋市場の中で最も大きく、最も成熟した市場と言えるとし、中国のゲーム会社の巨頭である騰訊(テンセント)と網易(ネットイース)は、世界の高収入ゲーム企業トップ5に名を連ねるとともに、西洋企業にも多くの投資を行っていると紹介した。また、アンリアルエンジンなど新しいゲームエンジンや生成AIモデルなどの出現によって、中国の3Aゲームはさらなる進化を遂げようとしているとも伝えた。(編集・翻訳/川尻)
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