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中国メディアの参考消息によると、香港英字メディアのサウスチャイナ・モーニング・ポストはこのほど、中国初の国産ナローボディ機C919について、「春運」のテストに合格したとする記事を掲載した。
中国メディアの参考消息によると、香港英字メディアのサウスチャイナ・モーニング・ポストはこのほど、中国初の国産ナローボディ機C919について、「春運」のテストに合格したとする記事を掲載した。
春運とは、中国の春節(旧正月、今年は1月29日)期間の帰省・Uターンラッシュに伴う40日間の特別輸送態勢を指す。
記事によると、C919は、春節の旅行ラッシュ時のフライトの急増に対応し、信頼性の証明に向けて新たな一歩を踏み出した。
中国の航空大手3社はC919をこれまで以上に集中的に使用した。春運期間中、C919の1機当たり1日平均飛行時間は約6.5時間だった。
C919にとって今年の春運は稼働率が前年同期と比べて40%上昇したためテストの時期となった。
民間航空アナリストのリー・ハンミン氏によると、C919は日常的に使用する航空機としての信頼性を実証しており、エアバスやボーイングと比較しても大きな弱点は存在しない。
中国民用航空局によると、今年の春運期間中の航空旅行需要は過去最高を記録し、国内航空会社は1日当たり225万人の旅客を運び、前年同期と比べて7.4%増加した。
中国民間航空プラットフォームの航班管家のまとめによると、中国の各航空会社のC919は春運期間中に計約30万人の旅客を運び、主に比較的短距離の国内路線で使用された。1機当たり1日平均3.3便運航し、1便当たりの飛行時間は約2時間だった。
中国東方航空の上海虹橋―香港線は春運期間中にC919が運航した唯一の中国本土以外への路線だった。
英航空情報会社OAGのアジア責任者マユール・パテル氏によると、「虹橋から香港のような地域便の運航はごく普通のこと」で、C919は「規模拡大と効率化の学習」の段階に入った。春運期間中の運航では機械的な問題は見られなかったが、同機の性能を証明するにはまだ「初期段階」だという。
中国商用飛機(COMAC)が開発したC919の仕様は、エアバス320やボーイング737と類似している。(翻訳・編集/柳川)
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