中国の玩具業界、DeepSeekモデル導入で受注が急増

CRI online    2025年2月26日(水) 12時50分

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大規模言語モデル「DeepSeek」の導入により、AI玩具が売れ筋商品になるとともに、広東省の玩具メーカーの受注も爆発的に増加しています。

中国企業が開発した人工知能(AI)オープンソースの大規模言語モデル「DeepSeek(ディープシーク)」の導入により、AI製品の消費市場が活況を呈しています。今年1月29日の春節(旧正月)後、中国の玩具市場ではインテリジェント化がトレンドとなり、AI玩具が続々と発売されています。南部の広東省には玩具製造の完全な産業チェーンが確立されており、原材料の調達から製品の組み立てまでの各段階をカバーしています。AI玩具が売れ筋商品になるとともに、広東省の玩具メーカーの受注も爆発的に増加しています。

玩具の街と呼ばれる広東省汕頭市澄海区のある玩具メーカーでは、エンジニアらが精巧な顔立ちの美しいロボットを調整しています。これらのロボットは生き生きとした姿でダンスを踊り、互いの息はぴったり合い、地元の伝統的な踊り「英歌舞」を踊ることもできます。

DeepSeekモデルを導入したAI玩具は、玩具業界にかつてないインタラクティブな体験をもたらしました。業界関係者は、このようなAI玩具は子どもの言葉を理解するだけでなく、子どもの反応に応じてインテリジェントな学習と適応を進め、個性的なインタラクティブサービスを提供することができると述べています。

広東省汕頭市にあるインテリジェントテクノロジー会社の李維群副社長は、「インテリジェントなAI音声の導入は、今最もホットなトレンドで、多くの消費者に好まれている」と話しました。李副社長によると、同社は国内からの注文だけですでに1~2万台あり、また海外では、米国のスーパーマーケット数社と協力について商談中で、すでに製品サンプリングの段階に入っているとのことです。

広東省汕頭市澄海区の玩具メーカーだけでなく、広東省東莞市でも多くの玩具メーカーがAI玩具分野に参入しています。広東省東莞市で流行玩具を扱う玩具メーカーの責任者は、「これまでの流行玩具は『固体』だったが、今はAI大規模モデルの導入で『魂が吹き込まれた』」と語っています。AIを導入した同社の縫いぐるみは、200万個の注文が殺到する見込みとのことです。(提供/CRI

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