CRI online 2025年2月26日(水) 15時20分
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広東省が近年実施した単一発掘面積が最大の考古学調査プロジェクトで、東莞が古代の広東地域の沿岸防衛システムと海上シルクロードにおいて重要な地位にあったことを実証しました。
広東省東莞市は25日、南海衛城壁遺跡に関する考古学調査の結果を発表するとともに、考古遺跡公園の建設計画を明らかにしました。今回の調査は、同省が近年実施した単一発掘面積が最大の考古学調査プロジェクトで、東莞が古代の広東地域の沿岸防衛システムと海上シルクロードにおいて重要な地位にあったことを実証しました。
南海衛城壁遺跡は東莞市莞城街道に位置し、広東省文化財保護対象の迎恩門城楼(やぐら)に隣接し、面積は約1万5000平方メートルです。この遺跡からは、宋王朝(960~1279年)から民国時代までの建築部材と生活用品が大量に出土しており、うち比較的完全に保存され価値の高い文化財が360点、さまざまな器物の破片90箱が含まれています。
広東省文物考古研究院の曹勁院長は、「今回の考古学調査で発見された明代の南海衛城壁遺跡は重要な学術的価値があり、東莞が明代の沿岸防衛システムにおいて『広東沿岸の第1の玄関口』であった地位と、東莞が『海上シルクロード』の重要な拠点であることを実証した」と説明しました。
東莞市は今後、南海衛城壁遺跡を中心として、東莞の都市発展の歴史、古代中国の沿岸防衛システムを集中的に展示し、歴史教育、生態保全、レジャーやレクリエーション、都市文化のゲートウェイなどの機能を備えた複合型の考古遺跡公園を建設する予定とのことです。(提供/CRI)
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