台湾メディアの聯合報は26日、来年3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック（WBC）の予選で台湾がスペインを破って本戦出場を決めたことについて、「本当の試練はここから始まる」との記事を配信した。

台湾は25日、地元・台北ドームで行われた試合でスペインを6-3で破り、本戦への切符を手に入れた。

これについて記事は「本当の試練はここからだ」として、「中華民国野球協会が得た情報によると、台湾はC組に入る可能性が高く、そうなれば東京ドームで戦うことになる」と紹介。「確定すれば日本、韓国と同じ組になり、8強入りのプレッシャーは計り知れないものになる」「来年の四つの組に分かれた1次ラウンドは米国、プエルトリコ、日本で行われるためホームのアドバンテージはなく、すべての試合が厳しい戦いだ」とも指摘した。

記事はまた、「大谷翔平を中心とした日本は前大会で3回目の優勝を果たした」と述べ、日本は最強メンバーで連覇を狙うと予測。韓国についても「前回は8強入りを逃し、昨年のプレミア12では4強入りを果たせなかった。来年のWBCは精鋭を集めたチームで臨むはずだ」と言及した。

記事は、「台湾が日韓と同じC組になれば09年以来、17年ぶりにアジアの3強が同じ組で8強進出を争うことになる」と述べ、「過去の大会では日韓に一度も勝利したことがない」とも伝えた。（翻訳・編集/野谷）