卓球アジアカップに「ファン文化の乱れ」、「取り締まりは長期戦」と中国メディア

Record China    2025年2月27日(木) 17時0分

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中国メディアの中国体育報は26日、「ファン文化の乱れへの取り締まりは緩めることのできない長期戦だ」と訴える記事を掲載した。写真は卓球のアジアカップ。

中国メディアの中国体育報は26日、広東省深センで行われた卓球アジアカップに過激なファン活動などの「ファン文化の乱れ」が持ち込まれたとして、「取り締まりは緩めることのできない長期戦だ」と訴える記事を掲載した。

記事はまず、「スポーツ界では近年、イデオロギーの安全を守る観点からファン文化の乱れを体系的に取り締まっている」と述べ、「各競技の国家チームの選手らは自発的に公式ファン団体を解散させ、ファン文化の乱れに明確な態度で『ノー』を突き付け各界から広く支持されている」と言及。その上で、「卓球のアジアカップで秩序が乱され、ネガティブな評判を呼んだ」として「ファン文化の乱れへの取り締まりは一度やれば終わるというものではない」と強調した。

さらに、「スポーツ強国の建設を加速する中でスポーツの多元的な価値と総合的な機能はますます顕著になり、こうした背景の下、ファン文化の乱れはさらに強い衝動を伴ってスポーツを侵食し寄生する対象として選ぶはずだ」と論じ、スポーツ界は改革の全面的深化においてスポーツ分野におけるガバナンス能力・レベルを継続的に引き上げ、絶えず変化する状況と長期的に戦う備えを行うべきだと主張した。

また、「ファン文化の乱れはスポーツ界に侵入し、手法を絶えず変えながら選手やコーチ、関係者を巻き込み、スポーツの活動秩序に深刻な混乱をもたらし、スポーツ界の評判を損ない、スポーツ界のイメージを傷つける」と述べ、スポーツ界がイデオロギー面での活動をしっかり行うことはスポーツ事業の発展方向や関係者の思想的安定、スポーツ界の健全性に関わるだけでなく、国家の経済社会の発展の大局にも関わると指摘。「わが国はオリンピック強国、スポーツ大国からスポーツ強国へと加速度的に歩みを進めているところで、スポーツ分野の成績と進歩が突出すればするほど、スポーツ界はファン文化の乱れがもたらす新たな問題と課題により向き合わねばならない」として、さらなる慎重さと危機感を持ってリスクを取り除くための策を備えるべきだと論じた。(翻訳・編集/野谷

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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