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24日、中国のポータルサイト・捜狐に「『名探偵コナン』アニメ制作陣が暴走、戦闘担当の毛利蘭が犯人の女に正面から倒される」と題した記事が掲載された。写真は毛利蘭。
2025年2月24日、中国のポータルサイト・捜狐に「『名探偵コナン』アニメ制作陣が暴走、戦闘担当の毛利蘭が犯人の女に正面から倒される」と題した記事が掲載された。
記事はまず、「今月22日に放送された『名探偵コナン』のアニメオリジナル回にて、あるシーンが大きな波紋を呼んだ。これまで『戦闘担当』として描かれてきた毛利蘭(もうりらん)が、なんとスタントウーマンに敗北。放送直後からこの展開はファンの間で大きな話題となり、日本のX(旧ツイッター)のトレンドにも急上昇し、特に毛利蘭のファンの間では熱い議論が交わされた」と述べた。
続けて、「毛利蘭は『名探偵コナン』の中心人物の一人であり、その圧倒的な戦闘力はファンの間でも広く認識されている。アニメ序盤では、電柱を一撃でへし折る驚異的な力を見せ、視聴者にその実力を印象付けた。その後も、数々の危機を空手の腕前で切り抜け、江戸川コナン(えどがわコナン)を守る重要な存在として活躍してきた。そのため、今回のアニメオリジナル回でスタントウーマン相手に接近戦で苦戦し、揚げ句の果てに倒されるという展開に多くのファンが衝撃を受けた」とした。
さらに、「驚きなのは、その後駆けつけた毛利小五郎(もうりこごろう)が、わずか一撃の背負い投げでスタントウーマンをKOしたことだ。この圧倒的な対比により、毛利蘭の『弱さ』がより際立つ形となった。もともと毛利蘭は、コナンの推理に深く関与しないことから、一部のファンの間で『存在感が薄い』と指摘されることもあった。そこに加えて、彼女の唯一無二の強みである戦闘力までが弱体化したことで、ファンの不満はさらに膨らんだ」と説明した。
そして、「毛利蘭のファンはSNS上で失望の声を次々と投稿。アニメ制作陣の戦闘力のバランスに対する疑問の声も上がり、キャラクターの設定をないがしろにしているのではないかと批判が殺到した。ただ、あまり気にしすぎる必要はないかもしれない。これはあくまでアニメオリジナル回の出来事であり、近年の『名探偵コナン』アニメオリジナル回の品質はバラつきが激しいことは、ファンの間ではもはや周知の事実だ。むしろ、あまりにもとっぴな事件が描かれなかっただけでも多くのファンにとっては 『幸運』 といえるかもしれない」と論じた。
記事はまた、「『名探偵コナン』には京極真(きょうごくまこと)や若狭留美(わかさるみ)といった超人的なキャラクターが続々と登場しているが、原作漫画や劇場版においては、毛利蘭の『戦闘担当』の設定は今も健在である」と言及。「例えば劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』では、黒の組織のメンバー・ピンガとの激しい戦闘シーンが描かれ、彼女の俊敏な動きと高い戦闘能力がしっかりと表現されていた。この場面こそ、彼女が『戦闘担当』としての実力を持っていることの証明である」と強調した。
その上で、「『名探偵コナン』は多くのファンにとって青春の思い出が詰まった作品であり、登場キャラクターやストーリーには特別な思い入れがある。だからこそ、アニメ制作陣にはオリジナルエピソードを制作する際、キャラクター設定を慎重に扱い、丁寧にストーリーを作り込んでほしい。今後、こうした戦闘力の崩壊が起こらないよう心掛け、この名作アニメがこれからも高いクオリティーを保ちファンとともに歩み続けていけることを願う」と結んだ。(翻訳・編集/岩田)
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