上海税関、世界で毒性最強のカエルを押収―中国

CRI online    2025年2月27日(木) 16時20分

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上海税関は世界で毒性最強のカエルを押収しました。

上海浦東空港税関はこのほど、入国旅客の手荷物の中から生体のカエル類やクモなどの動物を押収しました。このうちカエル類は世界で最も毒性の強い種類の一つです。これらのカエルはペットとして飼育される可能性もあります。

同税関は当時、入国便の旅客検査中、無申告通路から通関した旅客の手荷物画像に異常があることを発見しました。

箱を開けたところ、中には生体のカエル類、アリ、クモ、ゴキブリ、ショウジョウバエなど8種類の生体動物が入っていることが分かりました。

うち、主にラテンアメリカに分布するマネシヤドクガエルなどは世界で最も毒性の強い種類の一つであり、その腺粘液は人体の血液を通じて作用し、人を死亡させる可能性があります。 

上海税関動植物検疫処総合科の李薇副課長は、上海税関動植物・食品検査検疫技術センターの鑑定により、押収した生物のうち、マネシヤドクガエル、タランチェラの一種のブラジリアン・ジュエルなど6種は外来種に属しており、上海税関は法に基づき、押収した生体動物を廃棄処理したことを明らかにしました。 

近年、ヘビ、トカゲ、ヤモリ、昆虫を中心とした「外来種ペット」を飼い始める人が一部出て来ました。一方、「外来種ペット」の取引には安全上の大きなリスクが存在しており、ペットの飼い主に健康リスクをもたらす可能性があるだけでなく、国内の生態安全に脅威をもたらす可能性もあります。

税関関係者によると、近年、外来生物が越境して侵入する方式はより多様で隠蔽(いんぺい)されるようになり、海外からの郵便物や手荷物での持ち込みも侵入ルートとなっています。

税関関係者は、「中華人民共和国生物安全法」「中華人民共和国出入国動植物検疫法」およびその実施条例などの法律や法規では、「許可を得ずに、無断で外来種を導入してはならない」「生体動植物の持ち込み、郵送を禁止する」と規定されており、規定に違反した場合、税関は法に基づき法的責任を追及すると語っています。(提供/CRI

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