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浙江省寧波市はドローン操縦士の育成や訓練基地の建設を加速している。
浙江省寧波市江北区のドローン操縦士訓練を行う低空科学技術イノベーション拠点には25日、小型ドローン、中型ドローン、農業散布ドローン、練習機などが並べられ、多くのプロの教官と安全担当者が現場で授業を行った。中国新聞網が伝えた。
「00後(2000年代生まれ)」の受講生の彭冠文(ポン・グワンウェン)さんが操縦するドローンが離陸し、定点浮遊、水平8の字飛行、離着陸など一連の動作を行ってみせた。彭さんによると、ドローンの業界応用の将来性は高く、ドローン操縦士の賃金・待遇も良いという。そのため今年の春節連休後に受講を決め、現在はすでに徐々にコツをつかみ始めたという。
同拠点の責任者の倪俊傑(ニー・ジュンジエ)さんは、「市場の需要の急増を受け、当社は昨年に4カ所の訓練拠点の運用を始めた。現在も新たな訓練拠点の建設先を探している。24年11月から1000人以上に対してトレーニングを実施しており、その数は増え続けている」と説明した。
受講生のスキル修得度と希望に基づき、同拠点は就職先への推薦も行っているという。そして映画・テレビの空撮、測量・モデリング、農薬散布、緊急救援、電力・河川巡回点検などの分野での就職と応用を支援している。
倪さんは、「当社は2022年に寧波大学の関連学院と協力し、ドローン学院を共同で設立した。消防、公安、緊急救援などの分野のドローン操縦人材を育成すると同時に、科学研究プロジェクトを通じてドローン飛行制御プラットフォームを立ち上げ、応用の効果を高めている」と話した。
データによると、中国のドローンを活用して経営されている企業はすでに1万7000社を超え、実名登録済みのドローンは200万機以上。関係当局の試算によると、中国のドローン操縦士の不足は現在100万人に上る。そのため市場が応用の需要を満たす技術者を求め、ドローンの「資格取得ブーム」の持続をけん引している。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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