中国で春節（旧正月）の大型連休が終わり、観光業界では「オフシーズン旅行」が注目を集めています。観光地の混雑が解消されると同時に、航空券やホテルの料金が大幅に下落し、コストパフォーマンスの高い旅行が可能となっています。

春節期間に高騰していた航空券やホテルの料金は連休後に急落しました。大手旅行サイトによると、人気都市への航空券の価格は3割以上も下がり、路線によっては半額以下になっています。北京－三亜間の航空券は春節時には3000元（約6万3000円）でしたが、現在は半額の1500元（約3万1500円）に下がっています。また、高級ホテルの宿泊費も1泊数千元から数百元にまで下落し、一部のリゾートホテルでは特別割引プランも登場しています。

春節後の旅行は価格面でのメリットに加え、快適さも魅力の一つです。観光地の混雑が緩和され、長時間並ばずに済み、ゆったりと景色を楽しむことができます。また、交通機関の混雑が和らぎ、スムーズな移動が可能です。

中国では近年、休暇の取り方が柔軟な会社員やフリーランスを中心に、ピーク時を避けた「オフシーズン旅行」の人気が高まっています。旅行会社もこの動きに対応し、特別プランや割引キャンペーンを打ち出し、穴場スポットを紹介するなど、よりお得な旅行スタイルを提案しています。

専門家は、オフシーズン旅行を計画する際は各旅行サイトの割引情報を事前にチェックし、効率的な旅程を組むことを勧めています。混雑を避けながら、より経済的で快適な旅行を楽しむ絶好のチャンスとなりそうです。（提供/CRI）