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ブラジルのニュースサイト、O Cafezinhoは、「中国のシリコンバレー」とも呼ばれる深センが人工知能(AI)などの新興分野のインフラ強化を目指し1600億元を投資すると発表したことを取り上げた。
中国メディアの環球時報によると、ブラジルのニュースサイト、O Cafezinhoはこのほど、「中国のシリコンバレー」とも呼ばれる深センが人工知能(AI)などの新興分野のインフラ強化を目指し1600億元(約3兆2960億円)を投資すると発表したことを取り上げた。
記事はまず、深センについて「中国の技術進歩における役割が認められているこの都市は、世界レベルでの競争に注力し、杭州など中国の他の都市との競争の激化に伴う課題に立ち向かっている」と紹介した。
記事によると、深センの覃偉中(チン・ウェイジョン)市長は25日の政府活動報告で、この投資計画について発表した。杭州など新たなテクノロジー都市が台頭し、競争の激しい環境に身を置く深センの状況を、波風に逆らって進むウミツバメに例え、困難への取り組みについて説明した。杭州は、AIスタートアップの深度求索(ディープシーク)やロボット開発スタートアップの宇樹科技(ユニツリー・ロボティクス)などの成功により、世界的に注目されている。競争の激化が、深センがテクノロジー分野の最前線にとどまるための努力を強化する動機となっている。
記事によると、深センは今年の経済目標として、域内総生産(GDP)成長率5.5%、消費者物価指数(CPI)上昇率2%、一般公共予算収入上昇率3%を掲げている。主要な経済都市としての役割を確固たるものにするため、20万人の新規雇用も創出する。
記事によると、覃市長は、これらの目標について、深センが「主要な経済都市としての責任を負う」決意の表れであり、必要な努力がなされれば「達成可能」だとし、「今年の目標を達成するのは容易ではないが、深センは果敢に挑戦する都市で、常に困難を乗り越えて成長してきた」と語った。
記事は「深センは、こうした投資と目標により、中国の主要なイノベーションセンターの一つとしての地位を確立し、世界のテクノロジーシーン、特にAIとロボット工学の分野でさらに目立つ存在になることを目指している。これらの取り組みは、当該分野におけるリーダーシップを強化するだけでなく、激化する国内競争がもたらす課題に立ち向かうことも目的としている」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)
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