日本や中国で全固体電池の研究開発が加速、2027年が量産化元年か

CRI online    2025年2月27日(木) 18時50分

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日本や中国で全固体電池の研究開発が加速しています。

中国では近年、全固体電池の研究開発が急速に進んでいます。この新技術は、従来の液体電解質を固体電解質に置き換えることで、安全性の向上やエネルギー密度の大幅な増加が期待されています。この流れの中で、日本や中国の自動車メーカーや電池メーカーが2027年を目標に全固体電池の大規模な装車計画を発表しています。

中国の電気自動車(EV)最大手・BYD比亜迪)は24年にパイロットラインで60Ahの全固体電池をラインオフしており、27年ごろに量産車に試験的に採用し、30年以降に大規模な量の搭載を目指すとしています。

BYDの全固体電池は硫化物複合電解質、高ニッケル三元(単結晶)、シリコン系負極材料(低膨張)といった技術を採用し、セルの質量エネルギー密度は400Wh/kg、体積エネルギー密度は800Wh/Lに達し、車両の航続距離は1000kmを超えるとされています。

中創新航科技(CALB)は27年に全固体電池の小規模な装車検証を計画しています。同社の全固体電池は複数の材料を組み合わせた電解質技術を採用し、質量エネルギー密度は430Wh/kgに達すると発表されています。

長安汽車も同様に、27年に全固体電池の装車検証を実施し、30年に大規模な装車を目指すと発表しました。

トヨタは27~28年の全固体電池の実用化を目指し、全固体電池を搭載した電気自動車を市場に投入する計画を明らかにしています。

これらの動きは全固体電池の実用化と普及が加速していることを示しています。各メーカーの技術開発と量産計画が順調に進めば、安全性と性能に優れた電気自動車が近い将来に市場に登場し、持続可能なモビリティ社会の実現に大きく貢献することが期待されます。(提供/CRI

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