華字メディアの星島環球網は27日、小米（シャオミ）の創業者の雷軍（レイ・ジュン）氏が一時、資産総額4400億元（約9兆400億円）で中国一の富豪になったと報じた。

記事によると、小米の株価は27日午前中に一時4％以上上昇し過去最高を更新。これによって雷氏の資産も膨らみ、雷氏は農夫山泉創業者の鍾睒睒（ジョン・シャンシャン）氏を抜いて中国の富豪トップに躍り出た。ただ、午後になると株価は下落し、雷氏も1位の座を鍾氏に明け渡したという。

小米はこの日午後に電気自動車（EV）「SU7 Ultra」の発表を控えており、雷氏は午前中に中国SNS・微博（ウェイボー）への投稿でPRに力を入れた。

記事はまた、雷氏の資産は主に小米とキングソフト系の持ち株、投資事業の三つの部分で構成されていると紹介。投資事業では51％の株式を持つ投資会社を通じて字節跳動（バイトダンス）、宇樹科技（Unitree Robotics）、群核科技などに関わっていると伝えた。（翻訳・編集/野谷）