人民網日本語版 2025年2月27日(木) 20時30分
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杭州市余杭区がAI公務員の運用をスタートした。写真は杭州市。
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浙江省杭州市余杭区は25日、同区とアリババのテレワークサービス「釘釘(DingTalk)」が共同で構築したスーパーエージェント「AI余杭」の内部テストがこのほど開始したことを明らかにした。これは同省が初めて信創雲基盤技術に基づき構築した、浙江政務共同総合プラットフォーム「浙政釘」と深く融合するAIモデルとなる。また、現地では「浙政釘」上でも「AI余杭」がインキュベーションした初の「AI公務員」となる「AI PPT」をリリースし、応用トレーニングを行った。中国新聞網が伝えた。
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余杭区は浙江省の経済においてトップに立つ区で、2024年のGDPは3355億6700万元(約6兆7113億円)に達し、浙江県域GDPの「3000億+」時代を切り開いた。同区はまた浙江省のデジタル経済においてもトップに立つ区となっており、現地の政務スマート新時代の開始にイノベーションの基礎的サポートを提供している。
今回リリースされた「AI PPT」の第1陣応用ユーザーとなっている余杭区林業水利局の職員・劉禎義さんは、「従来ならば半日か1日をかけて作っていたPPT(パワーポイント)を現在なら数分で作成できる。文字の抽出が正確で、レイアウトデザインに余杭らしさを備えている。さらに余杭OA事務プラットフォームにも直接アクセスできるため、とても便利だ」とした。
「AI PPT」に政府当局の活動総括報告書を読み込ませると、30秒でその概要が抽出される。100以上のテンプレートの中から適したものを選び、ワンキーで生成すると、1分ほどで見事なパワーポイントが仕上がる。マーケティングやビジネスモデル分析などの一般的なテーマのパワーポイントであれば、タイトルを入力するだけでワンキーで生成できる。
パワーポイント作成は「AI余杭」にとっては小手調べにすぎない。従来の大規模言語モデルのシンプルな応用と異なり、「AI余杭」はスーパーエージェントであり、まるで能率に優れたチームのように、複雑なワークフローを調整し、オープンな統合を行い、高い自己進化能力を備えている。
「AI余杭」の最大の強みは「浙政釘」および各レベル・各部門の業務システムと深くつながっている点にある。余杭区データ資源管理局ビッグデータサービスセンターの龍為超主任は、「こうしてつながることで各当局は今後、自身の業務の需要に基づき、専属のAI公務員をスムーズにカスタマイズできる」とした。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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