拡大
中国・雲南省の高層住宅でエレベーターが制御不能になり1人が死亡した事故を巡り、住人がエレベーターの使用を控える現象が起きている。
中国・雲南省の高層住宅でエレベーターが制御不能になり1人が死亡した事故を巡り、住人がエレベーターの使用を控える現象が起きている。中国メディアの揚子晩報が27日付で伝えた。
同省昆明市にある高層住宅で先日、59歳の男性・韋(ウェイ)さんが17階でエレベーターに乗ったところ、エレベーターが制御不能となり、33階まで急上昇し天井に激突した。発見された韋さんは「即死」状態だったという。
韋さんの妻・文(ウェン)さんが受けた説明によると、韋さんは17階からエレベーターに乗って1階まで正常に降りたが、その後、ドアが開かず、エレベーターが急上昇した。ただ、その後の監視カメラの映像がなく、具体的な状況については分かっていないという。
現場の高層住宅には3基のエレベーターが設置されており、事故が起きたエレベーターを除く2基は稼働している。ただ、文さんはこの2基についても「乗っていると揺れを感じ、安定していないような感覚を覚える」と話した。
文さんによると、この高層住宅では過去にもエレベーターが自動で上昇することがあった。また、住民の多くが意図しない上昇や閉じ込めに遭遇しており、「エレベーターに閉じ込められたことがないのは本物の住人ではない」という冗談までささやかれるようになった。不具合について管理会社に報告したものの「十分な対応や修理はなされなかった」という。
事故後、多くの住人がエレベーターに乗るのを避けるようになったといい、14階の住人は毎朝、子どもを学校に送る際に階段を使っているとのこと。文さんは「私もあまりエレベーターには乗りたくないが、前回は階段を使って足が痺れた。どうしても仕方がない時にしかエレベーターを使わない」と話している。(翻訳・編集/北田)
Record China
2016/3/5
Record China
2024/11/8
Record China
2021/6/3
Record China
2024/10/27
Record China
2024/9/21
Record China
2023/4/28
ピックアップ
この記事のコメントを見る