中国工業・情報化部は26日、2024年国家ハイテク産業開発区発展状況会見を開いた。同部規劃司の姚珺（ヤオ・ジュン）司長はその席上で、国家ハイテク産業開発区の成果などについて紹介した。科技日報が伝えた。

姚司長は「国家ハイテク産業開発区の経済発展に新たな成果があった。2024年の国家ハイテク産業開発区パークの国内総生産（GDP）は19兆3000億元（約386兆円）で、名目で前年比7．6％増となった。また、産業の科学技術イノベーションに新たなブレークスルーがあった。国家ハイテク産業開発区企業の研究開発費と保有する発明特許数はいずれも中国全土の50％前後を占め、オリジナルの技術と初公開の製品が次々と誕生した。そして優良企業の競争力に新たな飛躍があった。24年末現在で国家ハイテク産業開発区には中国全土の33％のハイテク企業、46％の専精特新（専門化・精密化・特徴化・新規性）「小巨人企業」、67％のユニコーン企業が集まっている」とした。

また、会見で発表された「国家ハイテク産業開発区イノベーション力評価報告書」によると、国家ハイテク産業開発区には中国全土の25％の研究開発者が集まっており、企業の研究開発費内部支出は4．3％増の約1兆2000億元（約24兆円）。省級以上の各種研究開発機関は3万5000以上で、2010年の5倍となった。

国家ハイテク産業開発区には中国全土の約60％の人工知能（AI）上場企業と50％のAIユニコーン企業が集まり、AI発展の重要な担い手と主要集約エリアになっている点は注目に値する。（提供/人民網日本語版・編集/YF）