展示も応用も「熱い」、ロボット開発で注目の杭州市―中国

人民網日本語版    2025年3月4日(火) 8時30分

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杭州市はロボット開発で注目を集めている。

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浙江省杭州市の複数の企業が製造したロボット春節(旧正月、今年は1月29日)の大型イベントに登場して以来、同市ではロボットが登場する頻度がますます高くなり、ロボットの展示と応用がそろって「熱い」状況を呈している。

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杭州宇樹科技(Unitree Robotics)の人型ロボット「Unitree GI」が、国産アニメ映画「哪吒之魔童閙海(ナーザの魔童大暴れ)」の主人公「哪吒(ナーザ)」のような衣装に身を包み、赤い獅子舞の衣装を着たロボット犬と一緒にダンスを披露。観客は争って写真を撮ったり一緒に記念撮影をしたりしていた。これは、このほど開催された2025年杭州市西湖区文化クリエーティブイベントの会場で注目を集めた場面だ。

このパフォーマンス展示を担当した杭州汪星人科技の郭恋(グオ・リエン)販売総監は、「今年、当社が受注したパフォーマンスの依頼は前年比で300%以上増加し、スケジュールは6月までいっぱいだ」と説明した。

応用についてを見ると、同市ではこのところ、ロボット応用シーンのブレークスルーがたびたび実現している。

杭州市管轄下の建徳市では、高速で移動し、器用に斜面を登り、スマート化の特徴を備えた四つ足ロボットが建徳千島湖通用空港に「勤務」し、敷地内の巡回検査を担当している。民間航空分野において四つ足ロボットが試験的に応用されたのは、同省ではこれが初のケースだ。

同空港飛行エリア管理部の空港内業務担当者の張浩(ジャン・ハオ)さんは、「当空港の滑走路は1200メートルあり、パトロールには大体30分から40分ほどかかる。ロボット犬を活用すれば、人によるパトロールの時間を大幅に減らすことができる」と説明した。

ロボットは現在、杭州のコミュニティーの介護シーンでも役割を発揮するようになっている。同区の古蕩街道(エリア)にあるケアハウス「金秋養老家園」も地元企業が開発したロボット犬「小西」を導入している。高精度のレーザーレーダーとカメラを搭載した「小西」は、自ら移動ルートを設定し、障害物を回避することが可能で、機能面では食事や薬の運搬や、高齢者のおしゃべりや散歩の付き添いなどが可能だ。(提供/人民網日本語版・編集/KS)


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