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3日、韓国・聯合ニュースは「昨年は出生数が増加したにもかかわらず人口の自然減が続いている」と伝えた。資料写真。
2025年3月3日、韓国・聯合ニュースは「昨年は出生数が増加したにもかかわらず人口の自然減が続いている」と伝えた。
統計庁の資料によると、韓国の人口は昨年、12万人減少した。出生数は23万8000人で前年より8000人多かったが、死亡者数(35万8000人)が依然として大幅に上回る。20年に初めての自然減となって以来、これで5年連続となった。
自然減少の減少幅は20年が3万3000人、コロナ禍を経て21年が5万7000人、22年が12万4000人、23年が12万2000人と、拡大を続けている。この5年間での人口減は45万6000人となった。
出生数も減少が続き、昨年は増加に転じたものの、20~24年の出生数は125万人で、5年単位での比較で過去最低の水準となった。
出生数は1990~1994年は352万7000人だったが、2000~04年(266万9000人)に初めて200万人台に落ち込んだ。
昨年の婚姻件数は22万2000件で、19年(23万9000件)以降で最も多かったが、20~24年の累計では101万4000件と、5年単位では過去最低水準となった。
今後も長期的な人口減少傾向が続くとの見方が強く、生産年齢人口が減り被扶養者人口が増え経済成長が鈍化する「人口オーナス」の懸念が拡大している。統計庁の推計によると、2072年の人口は1977年水準の3622万人まで落ち込み、このうち47.7%を65歳以上の高齢者が占めると見込まれる。さらに悲観的なシナリオを仮定した場合の2072年の人口は1967年水準の3017万人となっている。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「ベビーカーよりペットカートのほうが売れる国」「暮らしにくい世の中、犬でも飼うほうがいい」「不動産価格の暴騰で結婚できない、子どもも埋めない。税金は上がるばかり。若者や子ども、これから生まれる子たちに残すお金もない。こんな国で子どもなんて産めない」「『子どもを産まない』と庶民のせいにばかりしてないで、会社勤めをしながら子どもを産み育てていける環境を整えてくれ」などの声が寄せられている。
また、「まだ人口が多すぎる。朝鮮半島の適正人口は南北合わせて2500万人程度だよ」「子どもの産みすぎによる過剰人口で競争が激化し、不動産価格ばかりが暴騰し国民が苦しんでいるこの国で、人口減少は望ましい現象だと思う」といったコメントも多く見られた。(翻訳・編集/麻江)
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