中国でジャイアントパンダやユキヒョウなどの野生動物の数が増加―中国メディア

Record China    2025年3月4日(火) 18時0分

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3日、香港メディア・香港01は、世界野生生物の日にちなんで中国本土メディアが「中国では野生動植物の個体群が安定的に増えている」と紹介したことを報じた。写真はジャイアントパンダ。

2025年3月3日、香港メディア・香港01は、世界野生生物の日にちなんで中国本土メディアが「中国では野生動植物の個体群が安定的に増えている」と紹介したことを報じた。

記事は、1973年3月3日のワシントン条約採択を記念して13年に制定され、今年で12回目を迎えた世界野生生物の日にちなみ、中国中央テレビ(CCTV)が3日に「中国の代表的な野生動植物の個体群は継続的に増えており、繁殖環境も安定的に改善されている」と報じたことを伝えた。

CCTVによると、ジャイアントパンダの野生個体数は1980年代の約1100頭から1900頭近くに増え、ユキヒョウは1200頭以上に回復、アムールトラは2017年の27頭から70頭に、アムールヒョウは42頭から80頭にそれぞれ増加した。また、ハイナンテナガザルの野生個体数は40年前の2群、10頭未満から7群、42頭に回復し、トキも1981年に発見された時の7羽から7000羽以上に、アジアゾウも以前の約150頭から300頭以上に増え、チルーの野生個体数も30万頭以上にまで回復したという。

さらに、野生植物では四川省原産のソテツの一種であるサイカス・パンジーファーエンシスが38万9000株に増えて、ユーラシア大陸で最北かつ最大規模の天然ソテツ群落を形成しているほか、広西チワン族自治区固有種のソテツであるサイカス・デバオエンシスや、雲南省固有種のラン科植物パフィオペデュラム・アルメニアカム、イワタバコ科のプリムリナ206種の絶滅危惧植物が野生に戻り、モクレン科の「華蓋木」や雲南省固有種のニッサボク、浙江省の固有種でモミの一種である「百山祖冷杉」などが個体数を大きく回復した。中でも浙江省の固有種で1930年の発見時にはわずか1株だった「普陀鵝耳櫪」は4000株余りが野生し、人工栽培株は数万株に達しているとのことだ。(編集・翻訳/川尻

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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