中国北部の小さな街で「メイクブラシ」が特色ある地場産業に

CRI online    2025年3月4日(火) 15時20分

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河北省滄州市青県で生産された費用対効果の良好なメイクブラシが大いに人気を博しています。

近年では中国北部にある河北省滄州市青県で生産された費用対効果の良好なメイクブラシが大いに人気を博しています。青県では1万6000人がメイクブラシ関連業界に従事しており、ブラシ製造企業は計253社に達しています。2023年の県の美容産業の生産額は29億元(約600億円)で、輸出額は2億4000万元(約50億円)に達しました。2024年1-9月期の生産額は前年同期比10.2%増の24億3000万元(約500億円)で、輸出は同16.8%増の2億元(約40億円)でした。

「メイクブラシを買うなら滄州のものがやっぱりいい」「メイクブラシを買うには出荷地を見なきゃ。滄州のものなら、目をつむって買ってよい」「滄州ブラシは永遠に神」「中国のブラシは数あれど、半分は河北の滄州産」など、中国の多くのネットユーザーが注目したことで、滄州産のメイクブラシは口コミで広がりました。

青県の美容道具産業の始まりは1990年でした。青県は1988年に中国中央政府によって第一期の沿海開放県に指定されました。そして北京や天津に隣接する立地の強みや毛皮市場が発達していて品質が良くて低価格の各種毛材を入手しやすいなどの状況により、多くの外資系企業が青県でのメイクブラシ生産に投資しました。青県ではまず、ランコム、シャネル、MAC、SK-II、エスティローダーなど世界的なブランドの代理加工業が発展しました。

さまざまな原因による外資企業の撤退に伴い、青県では現地ブランドのブラシ製造産業が急速に発展しました。自動化技術が普及しつつある今日でも、滄州のメイクブラシ製造は依然としてより細かい手作り方式を続けています。

現在では県全体でオンラインのメイクブラシショップが2000店舗以上開設され、従業員は8000人以上に達しています。2023年のネット売上高は9億5100万元(約196億円)で、2024年1-9月のオンライン販売額は8億1100万元(約167億円)に達しました。

青県で製造された高級メイクブラシは業界内で高く評価されており、国内市場シェアは50%以上で、中国から海外に出荷される高級メイクブラシの80%以上が青県産です。(提供/CRI

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