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中国の科学者は超伝導システムの「量子超越性」新記録を実現しました。写真は「祖沖之三号」チップのイメージ図。
中国科学技術大学の科学研究チームが中国国内複数の科学研究機関と共同で開発した超伝導量子コンピュータープロトタイプ「祖沖之三号」が3日、正式に発表されました。「祖沖之二号」に続いて、再び超伝導システム量子超越性の記録を破りました。関連の研究成果は3日に国際学術誌「フィジカル・レビュー・レターズ(Physical Review Letters)」にオンラインで発表されました。
今回発表された「祖沖之三号」は、同研究チームが2021年に開発した「祖沖之二号」66ビットに基づいて、重要な機能指標の大幅な向上を実現しました。「祖沖之三号」は105個の読み取り可能な量子ビットと182個の結合量子ビットを集積し、総合機能は国際的なトップレベルに達しています。比較研究によって、「祖沖之三号」の処理速度は現在最も速いスーパーコンピューターより1015倍速く、グーグルが昨年10月に公開した超伝導量子プロセッサ「シカモア(Sycamore)」より106倍速く、現在の超伝導システムの量子超越性の最強記録を樹立しました。
量子コンピューターの発展のトレンドはミスの比率を絶えず低下させることであり、将来、科学研究チームの目標は汎用的耐障害性量子コンピューターを作るということです。チームメンバーの中国科学技術大学の朱暁波教授は「耐障害性量子コンピューターは、国家の安全保障、人工知能、生物、製薬などに根本的な影響を与えることを含む情報処理分野全体の構造を変えていく。目標達成には10年から15年かかるだろう」と予測しました。(提供/CRI)
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