Record China 2014年10月1日(水) 22時1分
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29日、「タクシーが妊婦を乗車拒否する」との数多くの訴えを受けて、地元紙の北京青年報の記者が妊娠7カ月の妊婦を連れて実際に検証してみた。
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2014年9月29日、「タクシーが妊婦を乗車拒否する」との数多くの訴えを受けて、地元紙・北京青年報の記者が妊娠7カ月の妊婦を連れて実際に検証してみた。
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最近、北京市に住む妊娠8カ月の女性から「雨の降るなか、タクシーを拾おうとしたが、30分間に5台のタクシーに乗車拒否された」との投書が北京青年報に寄せられた。市内の産婦人科を訪れている妊婦たちを取材したところ、誰もが同じ経験をしているという。ネット掲示板でも同様の訴えが数多く見られる。
そこで、実際に妊娠7カ月の女性に協力してもらい、朝の通勤時に街中でタクシーを拾ってみた。まず驚いたのは、彼女を乗せようと停車したタクシーに、横から強引に乗り込む人が多いことだ。十数分の間に3台のタクシーが彼らに「奪われて」しまった。さらに、彼女に気付いて減速したものの、妊婦だとわかると素通りしていったタクシーが20分間に8台。30分以上たって、ようやく1台のタクシーが停車した。
この運転手に事情を説明したところ、「私は誰でも乗せるが、妊婦を乗車拒否するタクシーがほとんどだ」と認めた。「タクシーの車内で産気づいたり、気分が悪くなったりすると、『運転が荒いせいだ』と文句を言われ、治療費などを請求されることがあるからね」と話す。運転手はさらに、「同じ理由で、高齢者や病人、けが人、身障者を乗せるタクシー運転手は少ない。タクシー会社の上司も『面倒なことになるから乗せるな』と言っている」と驚きの事実を暴露した。
公共交通機関を利用しにくい妊婦や高齢者、身障者は、タクシーに乗らねば通院も買い物もままならない。そのタクシーに乗車拒否されたら、彼らのような社会の弱者たちはどうやって生活していけばいいのだろうか。(翻訳・編集/本郷)
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