映画「哪吒2」を盗撮、ネットにアップし35万回再生=女性に罰金30万円―中国

Record China    2025年3月6日(木) 15時0分

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大ヒットを記録している中国のアニメ映画「哪吒之魔童閙海(哪吒2)」が盗撮被害に遭った。

大ヒットを記録している中国のアニメ映画「哪吒之魔童閙海(哪吒2)」が盗撮被害に遭った。中国国営の中央テレビ(CCTV)などが4日に伝えた。

同作は、2019年に大ヒットを記録した「哪吒之魔童降世(邦題:ナタ~魔童降臨~)」の続編で子ども姿の神「哪吒」が主人公のファンタジー作品。今年の春節(旧正月)に合わせた1月29日に劇場公開されると驚異的な勢いでヒットを続け、海外を含む総興行収入はアジア映画として初めて20億ドル(約3000億円)を突破。世界の映画興行収入歴代ランキングでトップ7に入り、今なお成績を伸ばし続けている。

報道によると、1月30日、天津市浜海新区の劇場内で不審な動きをする女性がいるのが発見され、同区の行政執行担当職員が捜査を開始。2月13日に当事者とみられる女性が働く撮影スタジオを訪れて事情を聞くと、「映画のことですね。あんなにはっきり写ると思わなくて。子どもに見せようと思ったんです」などと説明した。しかし、女性は撮影した動画をSNS上にアップしていた。

職員が調べた結果、女性はアップした動画によって経済的な収益を得ていないことが分かったが、動画に閲覧制限などは設けられておらず、すでに35万2000回以上再生されていた。職員は「著作権者の同意を得ずに撮影してインターネット上にアップすることは著作権侵害行為に該当する」と指摘。最終的に同区の文化観光局が女性に対し、1万5000元(約30万円)の罰金を科した。

CCTVは「このような動画を公開することは利益を得ていなくても違法だ」と注意を呼び掛けている。

中国のネットユーザーからは「罰金が少なすぎる」「罰金がこれっぽっちとは、全く恐れ入る」「まあ、収益を上げていないのに罰金1万5000元は最近では重い方だ」「この程度では抑止力にならない」「犯罪コストが低すぎるから盗撮が後を絶たないんだ」「チケット代40元(約800円)×35万2000回分の罰金を科すべき」「拘束して刑務所に入れた方がいい」「みんな著作権に関する認識をもっと高めるべきだ」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/北田

※記事中の中国をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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