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中国の国産大規模AIモデル「ディープシーク」の登場はAIの未来の発展に関する新たな議論を引き起こしている。
中国の国産大規模AIモデル「ディープシーク(DeepSeek)」の登場はAIの未来の発展に関する新たな議論を引き起こしている。2025年全国両会(全国人民代表大会・中国人民政治協商会議全国委員会)の開催を前に、中国青年報社社会調査センターはアンケートサイト「問卷網」と共同で調査を実施した。同調査には2007人が参加し、4分の1以上の回答者が両会における「AI技術」関連の議題に関心を寄せていることが明らかになった。同時期に実施された別の2009人が参加した調査では、78.8%の回答者がすでにディープシークを仕事や生活の支援ツールとして活用していることが判明した。中国青年報が伝えた。
江西省出身でデータ処理を専攻する学生の李佳怡(リー・ジアイー)さん(20)によると、ディープシークの支援により、コードを書く速度が向上した。また、AIツールを活用することで、プロジェクトの初期設計をより速く作成できるようになり、その後の詳細な修正や調整を加えることにより、学習効率が飛躍的に向上し、クリエーティブな作業に一層集中できるようになったという。李さんは「日常生活の中でメッセージの返信に困った時にも、ディープシークを使って言葉を整理し、コミュニケーションの効率を高めている」と述べた。
北京出身で文系を専攻する00後(2000年代生まれ)の大学生、章宗秀(ジャン・ゾンシウ)さんも現在、仕事と勉強を支援するためにディープシークの活用を試みている。論文執筆時には、AIツールを用いて思考を整理し、最新のトピックに基づいてテーマやインスピレーションを見つけ、参考資料をまとめることで、作業時間を大幅に短縮できると感じている。章さんは「AIの支援により、より効率的に仕事と勉強に取り組めるようになった」と語る。
回答者の78.8%がディープシークを仕事や生活の支援ツールとして利用している。 「AI時代において、技術人材の需要はさらに高まっている。これは現代の若者にとって大きなチャンスの一つだ」と語るのは、浙江省出身でAIを専攻する尹燁靖(イン・イエジン)さんだ。尹さんは「AIツールの登場により、人々は単純で繰り返しの多い作業から解放され、より多くの時間とエネルギーを自身のスキル向上や興味の探求に充てられるようになった。同時に、大規模AIモデルの進化に伴い、関連技術を習得した若者がAIの発展と高度化に積極的に参加することが求められている」との見方を示した。
AI時代において、若者が活躍できる分野とは?回答者の59.6%が、若者には「AI+」の分野を開拓し、AIが複数分野の発展にエンパワーメントすることが期待されていると答えた。56.4%は、若者がAI教育の普及を推進し、情報格差を縮小するのに役立つと考えている。また、52.3%は、AIの倫理やプライバシー保護により注力し、デジタル世界の安全を守ることが重要だと認識している。その他の回答として、「最先端のAI技術を学び、人間と機械の協働における達人になる」(44.2%)、「AIを活用して生活の質を向上させ、よりスマートなライフスタイルを実現する」(42.8%)、「AI関連の公益活動に参加し、技術を通じて社会貢献する」(18.3%)といった意見が上がった。(提供/人民網日本語版・編集/ES)
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