武漢を出発し、武漢に到着する環状高速鉄道が25年末にも開通―中国

人民網日本語版    2025年3月6日(木) 13時30分

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湖北省武漢市を出発し、武漢市に到着する環状高速鉄道が早ければ今年末にも運営の条件が整うことになりそうだ。写真は武漢市内の黄鶴楼。

湖北省武漢市を出発し、武漢市に到着する環状高速鉄道が早ければ今年末にも運営の条件が整うことになりそうだ。

現時点では、武漢市から高速鉄道に乗れば、他のどの市・州にも迂回せずに向かうことができるのに対して、宜昌市や襄陽市などから他の都市に行く場合は、武漢市まで迂回してから、乗り換えて他の都市に行く必要がある場合が多い。例えば、南部の宜昌市と北部の襄陽市の間の距離は250キロだが、高速列車で移動する場合、まず東部にある武漢市まで迂回する必要があり、所要時間は4時間となっている。

今年度の湖北省政府活動報告は「上海市と重慶市・四川省成都市を結ぶ滬渝蓉高速鉄道の武漢-宜昌区間、内モンゴル自治区フフホト市と広西チワン族自治区南寧市を結ぶ呼南高速鉄道の襄陽-荊門区間といった重大プロジェクトの推進を加速させる」ことを目標に掲げている。

中国鉄路武漢局集団の関係責任者によると、滬渝蓉高速鉄道の武漢-宜昌区間、呼南高速鉄道の襄陽-荊門区間は今年完成し、現有の武漢市と十堰市を結ぶ漢十高速鉄道、武漢市と宜昌市を結ぶ漢宜鉄道と連結して、早ければ今年末に、武漢を出発し、武漢に到着する環状高速鉄道が完成する見込みで、現在、走行する方向や駅の設置などの計画や検討が進められている。

武漢を出発し、武漢に到着する環状高速鉄道の長さは約800キロで、現有の漢十高速鉄道、襄陽と荊門を結ぶ襄荊高速鉄道、滬渝蓉高速鉄道の漢宜区間を活用することになり、実現すれば武漢、襄陽、宜昌の三大都市が1時間で結ばれることになる。

その他、武漢を出発し、武漢に到着する環状高速鉄道は、黄鶴楼や明顕陵、長江三峡、荊州古城といった観光地を結ぶことになるため、「高速鉄道+文化観光」の融合が促進され、大きな経済効果がもたらされると期待されている。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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