中国海洋石油（CNOOC）によると、中国の北部湾海域に位置するウェイ（さんずいに圍）洲10-5石油・ガス田で高産出量の石油・ガスの流出が確認され、北部湾海域での石油・ガス探査が大きな進展を遂げたことが明らかになりました。

ウェイ洲10-5石油・ガス田は北部湾海域に位置し、広西チワン族自治区北海市から約75キロメートル離れており、平均水深は約37メートルです。探鉱井（たんこうせい）は水面下約5000メートルの地点で、厚さ283メートルの石油ガス層を確認しました。この探鉱井の試掘では、1日当たり約37万立方メートルの天然ガスと約102トンの原油が産出され、北部湾盆地で初の花崗岩埋没型丘陵における石油・ガス探査での発見となりました。

中国では近年、一定規模の石油・ガス田を発見することが次第に難しくなっていますが、最近になり複数の海域でさまざまなタイプの埋没型丘陵で大・中型の石油・ガス田を発見しました。今回の北部湾盆地での新たな発見は、中国の石油・ガス資源の安定供給を確保するのに役立つと期待されています。（提供/CRI）