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中国の複数の再利用型ロケットが年内に初打ち上げまたは試験を実施する。
中国の今年の政府活動報告で、商業宇宙飛行などの新興産業の安全かつ健全な発展を推進することが打ち出された。再利用型ロケット技術は商業宇宙飛行分野における中核技術の一つで、打ち上げコストを大幅に削減し、効率を高めることができる。中央テレビニュースが伝えた。
全国政協委員で中国航天科技集団の容易(ロン・イー)氏はこのほど、「中国は今年、複数の再利用型ロケットを続々と公開し、初の打ち上げを実施する」と述べた。
再利用型ロケットは一度限りの使用を前提としたロケットとは異なり、予定の打ち上げミッションを完了した後に全体もしくは一部が地上に帰還し、安全に着陸した後、点検・整備と燃料補給を経てから再び打ち上げミッションを遂行できるロケットだ。容氏は、「このロケットは打ち上げコストを大幅に削減し、打ち上げの頻度を高めることができる」と説明した。
容氏はさらに、「ロケットの回収・再利用が可能になれば、大規模かつ迅速な宇宙進出がより現実味を帯びてくる。技術開発の観点からも、このロケットは回収技術を応用した後、技術の向上を推進することができる」と述べた。
中国は現在、再利用型ロケット技術のブレークスルーを積極的に推進している。航天科技集団と藍箭航天は昨年、再利用型ロケットの10キロメートルレベルの垂直離着陸飛行試験に成功した。今年はさらに「朱雀3号」や「天竜3号」などを含む複数の再利用型ロケットの初の打ち上げ、または関連試験を実施する。このほか、中国が開発中の次世代有人ロケットにも1種の再利用型ロケットが含まれている。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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