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中国メディアの環球時報によると、ロシアメディアのRBCはこのほど、「中国はいかにしてテクノロジー大国になったのか」とする記事を掲載した。資料写真。
中国メディアの環球時報によると、ロシアメディアのRBCはこのほど、「中国はいかにしてテクノロジー大国になったのか」とする記事を掲載した。
記事はまず、「アリババやテンセント、ファーウェイ、バイトダンスなど中国のハイテク大手は今日、世界市場のトレンドを決定付ける存在となっている。中国はいかにしてイノベーションの発祥地となることができたのか」とし、その成功の要因の一つとして「政府の支援」を挙げ、「政府はビジネスに有利な条件を整えるだけでなく、テクノロジーにも積極的に投資している」と伝えた。
次に「人工知能(AI)も中国のハイテク大手の成功の重要な原動力の一つだ」とし、「中国企業は、ビジネスプロセスの最適化やユーザー体験の向上、新製品の開発にAIを積極的に活用している」とも伝えた。
さらに「教育と人材の役割」も挙げ、「中国は教育、特にSTEM(科学、技術、工学、数学)に多額の投資を行っている。中国の大学は毎年、イノベーションと技術進歩の原動力となる人材を輩出している。中国企業も世界中から積極的に人材を採用している」と伝えた。
また「巨大な国内市場の役割」にも触れ、「中国は単に人口が14億人いる国ではない。10億人を超えるインターネットユーザーを抱える巨大なデジタル市場だ。中国企業にとって、ここは新技術の理想的な試験場だ。中国企業は、単に使われるだけでなく、なくてはならない製品を生み出している。競争が激しい中国市場で企業には製品やサービスの不断の改善が求められる。これによりイノベーションが刺激され、急速な技術開発が促される」と伝えた。
記事はさらに他の要因として「中国はスタートアップの発展に好ましい環境も整えている」と指摘。「深センや杭州、上海などの都市には、スタートアップが資金、インフラ、政府の支援を受けられる専用の技術ゾーンがある。これらのテクノロジークラスターが、新しいアイデアや製品が生まれる真のイノベーションインキュベーターとなっている」と伝えた。
記事は「中国のハイテク大手はすでに世界レベルで競争力があることを証明している。中国は今後もテクノロジーへの投資を継続し、国際舞台での地位を強化していくだろう。中国企業は現在、6Gや量子コンピューティング、バイオテクノロジーなどの分野を積極的に開発している。中国のハイテク大手の成功は、政府の支援や大規模な国内市場、イノベーション、粘り強さの組み合わせが大きな成果を生み出せることを示した。これは他の国や企業にとっても有益な経験となる。テクノロジーが経済成長の重要な原動力となりつつある環境では、トレンドを追うだけでなく、その創造に積極的に参加することも重要で、中国はその方向に進んでいる」と伝えた。(翻訳・編集/柳川)
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