2025年3月9日、環球時報は、シンガポール紙ストレート・タイムズやタイ紙バンコク・ポストの報道を紹介し、タイ南部で発生した連続襲撃事件について報じた。

ストレート・タイムズの9日付報道によると、タイ南部で連続テロが発生して5人が死亡、十数人が負傷した。現地警察は、現地時間8日午後7時ごろ、10人以上の襲撃者がマレーシア国境近くにあるスンガイコロクの行政機関庁舎外で銃を発砲し、爆薬を投げつけて爆発させた。この攻撃で、守衛室にいた2人のボランティア警察官が死亡し、民間人4人を含む12人が負傷した。

また、事件直後には同じくスンガイコロクの鉄道線路の近くでも爆発が起き、その2分後には別の爆弾が小売店の前で爆発した。さらに、同11時ごろには近隣のパッターニー県でも路上で爆弾が爆発し、村の助役2人と森林警備員1人の計3人が死亡した。

バンコク・ポストによると、タイのペートンタン首相は負傷者と犠牲者の家族に哀悼の意を表し、補償を提供することを約束したという。

この件について、中国のネットユーザーは「タイを旅行する予定の人は注意が必要だ」「ちょうどタイに到着したばかりなんだけど……」「海外に出て、中国の治安が本当に良いことを初めて実感した」「南部はもともと治安が悪く、旅行者が近づかない地域だからね」「バンコクやプーケット、チェンマイとタイは憧れの観光地だったけれど、最近暴力事件が相次いでいて不安を感じざるを得ない」といった感想を残している。（編集・翻訳/川尻）