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シンガポール華字メディアの連合早報は9日、インドネシアについて「安価な中国製品が市場にあふれ、工場に大量解雇の波」とする記事を掲載した。写真はインドネシア。
シンガポール華字メディアの連合早報は9日、インドネシアについて「安価な中国製品が市場にあふれ、工場に大量解雇の波」とする記事を掲載した。
記事によると、その波に新たに加わったのが、繊維大手のスリ・レジェキ・イスマン(スリテックス)だ。破産判決に対して上訴したが棄却され、1日に事業を停止し、従業員1万人超が解雇された。
スリテックスに先立ち、ヤマハやKFC、つけまつげメーカーのダンビ、電子機器メーカーのサンケンが過去半年間にインドネシアの工場や店舗で400〜2000人の従業員を解雇している。
インドネシア全国労働組合総連合(KSPN)のリスタディ会長は4日、「過去2年間に繊維業界を中心に約60社が大規模な人員削減を実施した。国内で生産された製品が国内市場で不人気なことがその要因だ。自動車部品や電気器具など繊維業界以外の製品も影響を受けている」と語る。
インドネシアの工場に打撃を与える製品は主に中国から来ていて、リスタディ氏によると、特に中国からの輸入品は品質が良い割に安価なため、購買力が比較的弱い消費者がそれらを購入しているという。
昨年11月にインドネシアが輸入した衣料品のうち中国が42.69%を占め、以下、ベトナム(10.48%)、バングラデシュ(8.95%)と続いた。
(翻訳・編集/柳川)
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