台湾のネット調査サイト「DailyView網路温度計」が、知名度の高い映像化してさらに人気を高めた中国ドラマ10本をランキングで紹介した。

同ランキングは過去1年にSNSでの反応やニュースサイトに取り上げられた話題や回数といったネット上のデータを集計したもの。もともと小説の人気が高く、実写化でさらに人気を押し上げたドラマ作品の中で1位を獲得したのは、ウー・ジンイエン（呉謹言）の再ブレーク作となった時代劇「墨雨雲間（ぼくううんかん）〜美しき復讐〜」だった。権力欲に目覚めた夫一家に生き埋めにされるという衝撃的なシーンから始まる「墨雨雲間」は、復讐（ふくしゅう）・背徳・頭脳戦・家族の再生とさまざまな要素が組み込まれ、ウー・ジンイエンが情に厚く芯の強い魅力的なヒロインを演じた。

2位はリウ・イーフェイ（劉亦菲）主演の「玫瑰的故事」で、香港の人気作家・亦舒（イーシュー）の同名小説を実写化し、過去の香港映画でも知られる作品。3位はユー・シューシン（虞書欣）とディン・ユー・シー（丁禹兮）主演のファンタジー時代劇「永夜星河」で、ウェブ小説投稿サイト「晋江文学城」で大ヒットした小説が原作。

4位は2024年の最後を飾るヒット作となったモン・ズーイー（孟子義）とリー・ユンルイ（李昀鋭）主演の時代劇「九重紫」、5位は2017年の武侠ファンタジー「楚喬伝～いばらに咲く花～」の主演コンビ、チャオ・リーイン（趙麗穎）とケニー・リン（林更新）の再共演も注目された「与鳳行（よほうこう）」、6位はバイ・ルー（白鹿）とアオ・ルイポン（敖瑞鵬）主演の「白月梵星」だった。

7位は「墨雨雲間」で再ブレークしたウー・ジンイエンの新作としても人気を集めた「春花焰」、8位は今年最初のヒット作となったバイ・ジンティン（白敬亭）とジャン・ルオナン（章若楠）主演のラブロマンス「難哄」、9位はウー・レイ（呉磊）とチャオ・ジンマイ（趙今麦）主演の「ロマンスの降る街」、10位にはワン・ホーディー（王鶴棣）主演で同名原作小説の知名度も非常に高い「大奉打更人」だった。（Mathilda）