2025年3月11日、韓国・マネートゥデイによると、韓国の人気歌手フィソン（本名チェ・フィソン）さんが亡くなった。43歳だった。

記事によると、フィソンさんは10日午後6時29分ごろ、ソウル市内の自宅で床に倒れている状態で発見された。消防当局は、フィソンさんの家族から通報を受けて現場に出動した。

フィソンさんは15日に歌手KCMとの合同コンサート「The story」の開催を控えていた。6日には自身のSNSに、ファンに向けて「ダイエット終了、3月15日に会いましょう」とのメッセージを投稿していた。

フィソンさんは02年4月に1stアルバム「Like A Movie」でデビュー。以降「With Me」「また会った日」「不治の病」「結婚まで考えた」など数多くのヒット曲を発表。有名歌手らのボーカルトレーナーや作詞家としても活躍した。

20年3月と4月には、麻酔薬のエトミデートを使用し倒れた状態で発見された。エトミデートはプロポフォールと似た効能の薬品だが、法律上麻薬ではない。21年には向精神性医薬品のプロポフォールを使用した疑いで起訴され、懲役1年、執行猶予2年の判決を受けたという。

この記事を見た韓国のネットユーザーからは「信じられない」「大好きな歌手がこんな最期を迎えるなんて」「彼は本当に才能あふれる人だった」「残念でとても心が痛む。ついこの前もカラオケでフィソンの曲を歌ったのに」「一時期かなりハマっていた歌手だから、友人を1人失ったような感覚だ」「僕の10～20代を共に過ごしてくれた歌手。本当にありがとう」「最近はなぜこんなにも芸能人の訃報が多いのか」などの声が上がっている。（翻訳・編集/堂本）