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台湾メディアのTVBS新聞網は13日、日本発の「卒婚(そつこん)」が台湾でも人気になっていると報じた。
台湾メディアのTVBS新聞網は13日、日本発の「卒婚(そつこん)」が台湾でも人気になっていると報じた。
記事によると、台湾の女性・劉(リウ)さんは、家事や育児を夫と交代で行い、夫婦それぞれがジムに行ったり、ドラマを見たり、好きなことをする時間を作っている。このような生活スタイルは結婚前に夫と話し合って決めたそうで、劉さんにとってこの自由な時間・空間を持つことが非常に重要な意味を持っているという。
台湾の男女関係専門家・呉娟瑜(ウー・ジュアンユー)氏は「最近流行している『卒婚』という概念を理解することが重要。この言葉は日本で生まれ、台湾でも多く見られる現象だ。感情的にはつながっているが、必ずしも常に一緒に行動する必要はなく、互いに独自の生活空間を維持することを指す。一緒にいる時は幸せで、離れている時は少し寂しい。距離を取りつつも依存し過ぎない関係を築くことが重要だ」とした。
また、「電話やLINE(ライン)で頻繁に『今どこ?何してる?いつ帰ってくるの?』『まだご飯食べてないから早く帰ってきて手伝って』というのは絶対に避けてほしい。今はそんな時代ではない。それぞれが自分で自分の面倒を見ることが重要。『何もすることがないから一緒にいよう』というのは間違い。特に定年退職後は互いに自分の生活を大切にすることで、相手のことも大切にできるようになる。こうした関係こそ長続きする」と解説した。
心理学者の鄧経暉(デン・ジンフイ)氏は「カウンセリングでは時に温かさを増やすというテーマについても話をする。例えば、日常生活の中で夫婦2人がどのような行動によって親密さを感じるか、こうした愛情が流れる瞬間に自分たちで気付いているか。生活の中でこのような瞬間をどのように増やしていくかということを探っていく」と語った。
記事は、「愛し合うのは簡単だが、共に過ごしていくのは難しい。その愛がプレッシャーや焦りにならないように、空間や時間(的な距離)を保たなければならない。そのバランスをどう取るかは、夫婦によって異なる」と伝えている。(翻訳・編集/北田)
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