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スマート技術を活用して耕作から作付け、肥料散布、除草、収穫、乾燥まで人手をかけずに農業の全プロセスを機械化管理。中国でこんな取り組みが進められている。写真はスマート技術活用の様子。
苗1本からコメ1粒までスマート技術を活用―。春の農期を迎えた中国で耕作から作付け、肥料散布、除草、収穫、乾燥まで人手をかけずに農業の全プロセスを機械化管理で実現する取り組みが進められている。国営メディアが伝えた。
国営新華社通信が紹介したのは、江蘇省蘇州ハイテク産業開発区にある通安現代農業パーク。生産部の責任者を務める金水洪さんは病害虫検査や肥料散布、除草などで田畑を駆け回ることなく、制御センターからスマート農機を遠隔操作している。
金さんは「以前の農地管理は人手がかかり、時間と労力を要したが、高水準農地向けのスマート農業システムを導入してからは手作業が不要になった」と語った。
通安現代農業パークはここ数年、約3000万元(約6億3000万円)を投じて機械化総合農事サービスセンターを設立。機械化管理を実現した。
パークに足を踏み入れると、一面に広がる緑の麦畑の上空をドローンが旋回し、肥料を均一に散布していた。「ドローンなど近代化設備を用いた農薬や肥料散布の効率は人力の100倍以上になる」と金さん。金さんのスマートフォンの画面を見ると、ドローンの作業位置や軌跡、速度、作業面積などが一目で分かり、農地の状況もはっきりと確認できた。
農業用ドローンの活用は中国のスマート農業の進展を象徴している。高水準農地向けのスマート農業システムは、リモートセンシング衛星やスマート水栓などのIoT(モノのインターネット)センサーから収集したデータを統合し、人はパソコンでマウス操作するだけで農地の情報を把握できる。
パークの唐雪峰総経理によると、リモートセンシング衛星技術を利用することで土壌指標の動的モニタリングや地質評価ができるほか、監視カメラやドローンなどの画像収集ツールに稲の生育アルゴリズムを組み合わせることにより生育モデルも構築できる。
パークがある通安鎮の蔣佳偉建設・農村工作弁公室主任は「苗1本からコメ1粒に至るまで、デジタル技術と農業の深い融合は従来の耕作モデルを変えた」と指摘。「穀物の豊作に向けた『スマート』な基礎を築いた」と強調した。(編集/日向)
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