中国の万里の長城を訪れた日本人観光客が尻を出して写真撮影を行い、中国当局に拘束された。日本の報道を基に台湾の複数のメディアが報じた。

台湾・ミラーメディアは13日、日本の報道を引用する形で、今年1月に万里の長城を訪れた20代の日本人男性が尻を出し、女性がその様子を写真撮影したことで現地の警備員に取り押さえられたことを伝えた。報道によると、2人は中国当局に約2週間拘束された後、強制退去処分となった。日本の関係者の聞き取りには「悪ふざけだった」との趣旨の話をしているという。

記事は、このニュースが日本のネット上で注目を集めているとし、実際にSNSに寄せられたコメントとして「拘束されて当然」「中国側の対応を支持する」といった声を紹介したほか、中には秩序を守らない外国人観光客に対して日本政府が（中国同様）厳しく対処すべきとの意見も見られたと伝えている。

一方、中国のメディアではまだ報じられていないが、SNS・微博（ウェイボー）などでは一部アカウントがすでにこの情報を転載しており、中国のネットユーザーからは「気持ち悪い」「日本人らしい」「さすがは日本人」「日本人の変態さはDNAに刻まれている」「『日本は文明国家、日本人は文明人』ではなかったのか？」「靖国神社でやれ」といった批判の声が上がった。

また、「こういうやからはブラックリストに入れて入国禁止にしてほしい」「今後、非文明的な外国人はみんな強制退去にしてほしい。中国人が海外で同様の行為を行った場合も含めて」との声や、「中国でなぜ報道されなかったのか？」「われわれにはマスメディアは存在しないのか」など、中国側で報じられなかったことに疑問を呈する声も寄せられている。（翻訳・編集/北田）