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中国メディアの環球時報は14日、「中国を訪れてから、私はもう中国のことが怖くなくなった」とする米国人作家ジュリー・イーセン氏について紹介する記事を掲載した。写真は北京の首都博物館。
中国メディアの環球時報は14日、米ウェブサイト上に掲載された「中国を訪れてから、私はもう中国のことが怖くなくなった」とする米国人作家ジュリー・イーセン氏の手記を紹介する記事を掲載した。
同氏は「昨年11月、私は中国で12日間を過ごし、深センから上海までいくつかの都市を観光した後、最後に北京を訪れた。この初めての海外旅行を始める前、私はとても不安だった。正直なところ、米国人として中国に対して懐疑的であるべきだと感じていた。しかし、私たちが恐れているのは何なのか、それはよく分からなかった。中国に行くことは怖かったけれど、同時にとても好奇心が湧いていた」と振り返った。
その上で、「上海の超高層ビルに驚嘆し、時速300キロ以上の高速鉄道で北京に向かう時、私は中国が技術やインフラ面で米国を追い越しているのを見た気がした。その進歩には驚かされた。パスポートは交通機関やいくつかの博物館に入る際にスキャンされたが、私自身、監視されていると感じたことはなかった。実のところ、身分証明書の確認は自分にとってより安全に感じられた」と述べた。
同氏は、上海で出会った米国滞在経験がある編集者の彭(ポン)氏に話を聞いたと説明。彭氏は、米国の権力者が中国をスケープゴートにしていると指摘したほか、「中国人は福祉を増進し、労働環境を改善し、産業と技術をアップグレードし、国内生産と市場を支えるインフラネットワークを構築すべきだと考えている。しかし、米国はそこに重点を置いていない。9.11後にアフガニスタンに侵攻し、2003年にはイラク戦争を始め、ウクライナやイスラエルにお金と武器を送っている。選挙活動に数十億ドルを費やす一方で、効果的な国民皆保険制度はない」とも語ったという。
イーセン氏は、米国では戦争に資金をつぎ込む一方で、子を育てるため、高齢者を支えるために働いている人々には福祉が行き届いていないとし、「実際、私が出会った(中国の)すべての人々は親切で寛大で、米国と平和的に共存したいと願っている。米政府の目的は、中国と対立することで不信を生み出すこと。不信が、他人を傷つける(戦争のための)道を開くからだ」と指摘した。
同氏は、「これが私が中国を実際に見てみたいと思った理由だ。中国を訪れた後、もう中国を恐れることはなくなったと、米国の仲間たちに伝えたい。今こそ、私たちの思考をオープンにし、多元的な世界の概念を受け入れる時だ。この世界では、誰もが自分のユニークな資源を提供し、皆が平和に共存することができる」と主張したという。(翻訳・編集/北田)
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