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智元ロボットは多機能探索ロボット「霊犀X2」を発表した。
中国のインターネット大手・螞蟻集団(アントグループ)が人型ロボット分野に参入し、上海市浦東新区に拠点を設立した。上海螞蟻霊波科技が11日、浦東で設立された。
上海初の人型ロボット量産企業「智元ロボット」は11日、最新の多機能探索ロボット「霊犀X2」を発表した。その前日には、汎用エンボディド基盤モデル「Genie Operator-1」(以下GO-1)を発表したばかりだった。
人型ロボットの開発において、上海は次第に百花繚乱の様相を呈している。数多くのリーディングカンパニーが浦東でロボットの「脳」だけでなく「体」も造るようになり、現地の人型ロボット産業は進化が加速している。
業界では2025年が人型ロボットの「量産元年」になると考えられており、人型ロボットが汎用製品としてさまざまな分野やシーンで広く活用されることが期待されている。その中核拠点となる上海市浦東新区の張江サイエンスシティーには関連企業73社が集まり、複数の重要な分野を網羅している。
第1陣の国家レベル「専精特新(専門化・精密化・特徴化・新規性)小巨人企業(高い成長性または大きい発展のポテンシャルを持つテクノロジーイノベーション中小企業)」の一つとなった緑的諧波(上海)伝動科技は、人型ロボットの重要部品である精密駆動装置の技術で大きな強みを持つ。同社の翁進賢(ウォン・ジンシエン)販売ディレクターによると、同社は今年張江に一部の生産拠点を設立しており、人型ロボットの小型・軽量化に適した新製品の研究開発と製造を進める計画だという。
人型ロボットは「体」だけでなく「脳」の進化も加速し続けている。
智元ロボットが10日に発表した「GO-1」は、人型ロボットの「新たな脳」とも言える存在だ。このモデルは強力な汎用性を備え、極めて少ないデータサポート下でも新しいタスクに迅速に適応できる。この画期的な進展により、ロボットは家庭やオフィス、ビジネス、産業などさまざまなシーンで柔軟に活用できるようになる。
智元ロボットの共同創業者でエンボディド事業部責任者の姚卯青(ヤオ・マオチン)氏は、「GO-1の出現は単なる技術的ブレークスルーにとどまらず、未来のエンボディドAIロボットのエコシステムを再定義するものだ。このモデルを通じて、ロボットを単一のタスクをこなすツールから汎用AIを備えた自律的な存在へと進化させたい」と語る。
この「新しい脳」は活用しやすいのだろうか。智元ロボットの共同創業者の彭志輝(ポン・ジーフイ)氏が公開した動画では、「新しい脳」を搭載した「霊犀X2」が歩行や走行、旋回に加え、セグウェイのような乗り物や自転車の運転までこなしている。智元ロボットによると、「GO-1」に基づく「霊犀X2」は初歩的ながらシンプルなタスクにおいてゼロショット(事前学習なし)での物体操作能力を備え、特定のタスクにおいて複数のロボットによる協調作業が可能となった。この技術は日常生活の各方面にも活用できる。
国家地方共同構築人型ロボットイノベーションセンターの許彬(シュー・ビン)ゼネラルマネージャーによると、上海は技術革新の面で多くの画期的進展を遂げており、特にAIアルゴリズムの最適化やロボットの精密制御技術において、一部の成果はすでに国際先進レベルに達している。ロボットの動作制御精度はミリ単位であり、さらにはそれより微細な操作も可能になっている。マンマシンインタラクションもますます自然でスムーズになり、ユーザーエクスペリエンスが大幅に向上している。
自動車と産業用ロボットの先進地となっている上海は優れた製造業の基盤と整った産業チェーンを有しており、これらの優位性が人型ロボットの進化の加速を促している。(提供/人民網日本語版・編集/NA)
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